白き名城・姫路城の見どころを紹介！

日本で有名な城といえば？と聞かれて「姫路城」を思いうかべる人も多いでしょう。姫路城は法隆寺とともに、日本で最初に世界遺産に登録されました。城跡といえば天守は見どころですが、姫路城は石垣も大変魅力的です。さらに、姫路城では最先端技術を使用した観光も楽しめます。そこで、今回はきになる姫路城 の魅力をご紹介します。

姫路城とは

姫路城といえば、白い姿を思い浮かべる方は多いでしょう。シラサギが羽を広げた姿に似ていることから白鷺城（しらさぎじょう）とも呼ばれ、白鷺城の愛称が付くほどの白き名城となっています 。白漆喰総塗籠造（しろしっくいそうぬりごめづくり）の白さが輝く城壁は、とても芸術的です。

建設から400年以上が経過する姫路城ですが、その美しさは健在。「美的完成度が我が国の木造建築の最高の地位にあり、世界的にも世界的にも他に類のない優れたものであること。」という理由で、平成5年12月、奈良県の法隆寺とともに日本初の世界文化遺産として認定されました。

また姫路城では四季折々の表情を見せてくれます。春は、白壁とピンク色の約1000本の桜が美しく、「日本さくら名所100選」にも選出。夏は青々と生い茂る木々を楽しむことができます。秋になると姫路城に隣接する「好古園」で毎年「紅葉まつり」が開催されています。筆者個人のおすすめは冬。真っ白の雪景色の中で、白鷺城の白さが一層際立つ姿はとても魅力的です。

大天守は必見

姫路城は江戸初期に建てられた天守や櫓など様々な建築物から成り立っており、1日で回るには少し広いかもしれません。姫路城全体で「建造物群」として世界遺産に登録されているほか、8棟が国宝に指定され、その他数十棟が重要文化財に指定されているため、訪れる際はあらかじめ目的を決めて訪問することをお勧めします。

姫路城の観光で必見なのが、大天守です。内部は地下1階で地上6階建ての造りとなっており、外観が五重に見える姿は圧巻です。白漆喰総塗籠造りの白壁と目地漆喰塗り屋根瓦の調和がとれた美しさにはしばらく目を離せません。

大天守は巨大で入場内の至る所から姿を楽しませてくれます。ぜひ、自分が良いなと思う天守閣の姿を探してみてください。また、大天守はライトアップもされています。昼間とはまた違った神秘的な姿をぜひ楽しんでください。

姫路城の石垣に心奪われる

姫路城では忘れてはいけないものがあります。それが、石垣！姫路城は長い時間を費やし完成しました。時代とともに石垣の造り方も異なっており、時代ごとの石垣をじっくり楽しむのも一興です。中でも、重要文化財にも登録されている帯の櫓の石垣は城内で一番高く積みあがっており、垂直方向で23メートルもの高さがあります。見上げるほどの高さには、人が造った壮大な歴史を感じられるでしょう。

また、姫路城には一風変わった石垣があります。実はハート形の石垣や人の形をした石垣が隠れており、見つければ、幸運が訪れるパワースポットといわれています。場所は、ぬの門の横の石垣です。ぜひ、探してパワーをいただいてみてはいかがでしょうか。

姫路城ARで当時の世界を感じる

姫路城では「姫路城AR」という最先端の技術を使用した観光を楽しめます。スマートフォンやタブレット向けのアプリで、3Dデータや動画といったデジタルコンテンツを表示してくれます。姫路城ARを使用することで三の丸御殿では現存しない向屋敷、御殿を3Dで見ることができるほか、 土塀のはざまから鉄砲を構え射撃する城兵の動画を見ることができます。

ぜひ、姫路城で最先端の観光を味わってみてください。

■基本情報
名称：姫路城
住所：兵庫県姫路市本町68
HP：https://www.city.himeji.lg.jp/castle/
営業時間：9時～16時（閉門は17時）
※4月27日～8月31日の間は9時～17時（閉門は18時）
定休日：12月29日と12月30日

まとめ

さて、兵庫県が誇る世界遺産姫路城の魅力を知っていただけましたか。白き名城である姫路城は見どころが多くあります。余すことなく堪能するにはそれなりに観光時間がかかるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。それでは、美しい姿と歴史を思う存分満喫して下さい。