日本の伝統芸能を堪能!銀座の新名所・歌舞伎座の楽しみ方を徹底解説!

東京・東銀座のランドマークと言えば、日本の伝統芸能を楽しめる「歌舞伎座」。少々気位が高いイメージの「歌舞伎座」ですが、「歌舞伎座ギャラリー」や屋上庭園、ショップにレストランなど、観劇する以外にも様々な施設があり、実は気軽に楽しめるスポットとなっているんですよ。今回はそんな歌舞伎座の観光の魅力をまとめてご紹介します。歌舞伎初心者の方もぜひ立ち寄ってみてくださいね!

東京銀座の新観光名所「歌舞伎座」について

東京銀座の新観光名所「歌舞伎座」について

2020年にオリンピックを控え、世界中から注目が集まる都市・東京。そんな東京都の中でも、訪日外国人観光客に圧倒的な人気を誇る観光スポットが銀座にある「歌舞伎座」です。東京メトロ「東銀座駅」から徒歩1分とアクセス抜群で常に多くの人で賑わいを見せています。

今まで何度も再建されてきた「歌舞伎座」

今まで何度も再建されてきた「歌舞伎座」

世界に誇る伝統芸能・歌舞伎専用の劇場「歌舞伎座」。その歴史は明治22年まで遡ります。その後、明治44年7月に施設の老朽化と帝国劇場の出現を受け改造。第二期の「歌舞伎座」は、初代の建物の土台、骨組を基礎とした純和風のしつらえで、大正の歌舞伎全盛時代を支えました。

しかし、大正10年、漏電により焼失し、再建の必要に迫られます。関東大震災に阻まれながらも、大正14年にようやく新築されると、大震災から復興した東京のシンボルとなり、一躍脚光を浴びました。しかし、またもや第二次世界大戦末期に受けた大空襲により、大部分が焼失するという悲劇に見舞われます。第四期は、戦後で建設物資も乏しい中、昭和25年に完成し、約60年間にわたり多くの人に親しまれてきました。

2013年にリニューアル!五代目「歌舞伎座」の特徴

2013年にリニューアル!五代目「歌舞伎座」の特徴

老朽化対策とバリアフリー化の要請を受けて、2013年に誕生した五代目「歌舞伎座」は、高層オフィスビル「歌舞伎座タワー」を併設した地上4階建ての建物です。また、「四期の精神を忠実に継承する」をモットーに、桃山様式の外観に、意匠や具材を活かした内装が採用されています。

さらに、今回のリニューアルでは、観劇する人だけでなく、劇場以外の施設も充実。専用地上29階となる高層オフィスタワーの「歌舞伎座タワー」には、「歌舞伎座ギャラリー」や屋上庭園などもオープンし、観劇の時間がとれない日でも楽しめる複合施設へと進化を遂げました。では、さっそく見どころをご紹介していきましょう。

気軽に観劇を楽しみたい方の当日券「一幕見席」

気軽に観劇を楽しみたい方の当日券「一幕見席」
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「歌舞伎座」の最大の魅力はやはり観劇。その際に気になるのが、やはり所要時間ではないでしょうか。歌舞伎の演目は、基本的に昼の部と夜の部に分かれており、各部は2〜4の演目で構成。休憩時間なども間に挟み、観劇にかかる時間は4〜5時間ほどとなります。

長い時間、鑑賞する余裕がない方には、ひとつの幕のみを鑑賞する当日券「一幕見席(ひとまくみせき)」がおすすめです。料金も1,000円~2,000円とお手頃価格なので、気軽に立ち寄って歌舞伎が楽しめますよ。

言葉の壁を越えて、歌舞伎を理解できる!「字幕ガイド」

また、増加する訪日外国人観光客に対応し、「字幕ガイド」の英語チャンネルが2015春よりスタート。セリフに合わせて英語の字幕を見ることができるので、スムーズに物語を理解することができます。一幕見席では700円+保証金1000円(税込)で楽しむことができます。

ほかにも、物語のあらすじや解説、出演俳優のインタビューなどが掲載されている「筋書(すじがき)」の一読もおすすめです。こちらにも、日本語の筋書の後に、英語での解説が付いていますよ。

歌舞伎を知るならここへ!「歌舞伎座ギャラリー」

歌舞伎を知るならここへ!「歌舞伎座ギャラリー」
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「歌舞伎座ギャラリー」は、歌舞伎座のバックにそびえ立つ複合文化拠点「歌舞伎座タワー」の5階にある文化施設です。ここでは、歌舞伎をテーマにした有料展示が行われており、めったに間近で鑑賞することができない本物の歌舞伎衣裳や小道具などが展示されています。展示内容も変わるので、行く度に新たな発見ができること間違いなしのスポットです。

さらに、「歌舞伎座ギャラリー」奥にある「木挽町ホール」には、改修前の歌舞伎座舞台板を再利用した舞台が設置されており、演奏会やトークイベントも開催されています。こちらもぜひチェックしてくださいね。

■基本情報
名称:歌舞伎座ギャラリー
HP:http://www.shochiku.co.jp/

爽快な気分になれる場所!「屋上庭園」

「歌舞伎座ギャラリー」と並ぶ人気スポットと言えば、「歌舞伎座タワー」5階にある「屋上庭園」。シンボルツリーであるしだれ桜をメインに、歌舞伎狂言作家・河竹黙阿弥ゆかりの燈籠と蹲踞や名優たちをたたえる「先人の碑」などが置かれています。無料なので気軽に立ち寄れるのもポイントです。

また、庭園からは「五右衛門階段」で4階回廊へと下りることが可能です。その際に、朱色の階段から歌舞伎座の迫力ある大屋根を間近に見ることができますよ。こちらにも注目してください。

■基本情報
名称:屋上庭園
HP:http://www.kabuki-za.co.jp/

ちょっと食事をするなら立ち寄りたい!「木挽町広場」

ちょっと食事をするなら立ち寄りたい!「木挽町広場」
photo by _kabukiglasses   /   embedded from Instagram

東京メトロ東銀座駅と直結する歌舞伎座タワー地下2階にある「木挽町広場」売店や食事処がひしめく、東銀座注目のスポット。中でも、芝居町の食べ物屋と土産物屋をイメージしたショップ「かおみせ」は、歌舞伎グッズや和風雑貨、和菓子など、魅力的な土産物が揃い訪日外国人観光客にも高い人気を誇っています。

そのほかにも、歌舞伎揚げの乗ったソフトクリームや、オリジナルのパン、幕の内弁当など、ここだけでしか味わえないグルメも勢揃いしています。

■基本情報
名称:名称:木挽町広場
住所: 東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワーB2F

HP:http://www.kabuki-za.co.jp/
■基本情報
名称:歌舞伎座
住所:東京都中央区銀座4-12-15
TEL:03-3545-6800
アクセス:東銀座駅より徒歩1分

HP:http://www.kabuki-za.co.jp/
地図:「歌舞伎座」への地図

日本の伝統芸能・歌舞伎に行ってみよう!

いかがでしたでしょうか?今回は、東京の人気観光スポットの1つ「歌舞伎座」の魅力をご紹介しました。今回ご紹介したように、新しく生まれ変わった「歌舞伎座」には、今まで歌舞伎に触れる機会のなかった方でも気軽に楽しめるよう様々な工夫が施されています。銀座を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。歌舞伎の魅力の虜になること間違いありませんよ。

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