2016年12月26日更新
- 博物館・美術館(3)
大興奮間違いなし!江戸東京博物館の観光の見どころを徹底紹介!
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相撲の街として知られる東京・両国に、訪日外国人観光客に人気急上昇中の観光スポットがあるのをご存知でしたか?その場所こそが今回ご紹介する江戸東京博物館です。江戸時代を忠実に再現した「日本橋」の復元模型や実寸大の模型資料で、タイムスリップ気分が味わえますよ。また、そこから現代の東京に至るまでの進化の歴史が細かく紹介されています。それでは、そんな江戸東京博物館の見どころを見ていきましょう!
この記事の目次
- 1 大人気の観光スポット「江戸東京博物館」とは?
- 2 江戸東京博物館のユニークな外観にも注目!
- 3 常設展示・江戸ゾーンの見どころをご紹介
- 4 まずは日本橋の復元模型で江戸時代へ出発!
- 5 江戸の街並みの精巧なジオラマは芸術の域!
- 6 実物大の模型で江戸の庶民の生活を疑似体験
- 7 江戸時代の最大の娯楽・歌舞伎を再現
- 8 歌舞伎小屋を実物大で再現したセットは記念写真に最適!
- 9 常設展示・東京ゾーンの見どころをご紹介
- 10 文明開化の波!徐々に変貌していく首都・東京の様子に注目!
- 11 東京の街並みを再現した模型にも注目!
- 12 東京ゾーンの目玉!「凌雲閣」
- 13 大正モダンが色濃く残る昭和初期の住まい
- 14 第二次世界大戦中の庶民の暮らしを学ぶコーナーも!
- 15 東京の変化を10年ごとに比較してみよう!
- 16 江戸東京博物館の基本情報
- 17 江戸東京博物館の観光を楽しもう!
大人気の観光スポット「江戸東京博物館」とは?
photo by powwow / embedded from Instagram
江戸東京博物館は、東京・両国のシンボルとして名高い両国国技館の隣にある都立博物館です。1993年に「江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館」として開館しました。失われつつある江戸・東京の歴史と文化に関わる資料を収集、保存、展示することを目的としています。
2015年春にリニューアルされた常設展示室の展示面積は、なんと全9,000平米。五階と六階の二層にまたがっており、「江戸ゾーン」、「東京ゾーン」と大きく2つのエリアに分かれています。江戸時代の文化や歴史に触れたり、明治時代、世界大戦から現代に至るまでの東京の歴史に触れることもできます。
東京観光を語る上では、欠かすことができない人気のスポットが、ここ江戸東京博物館です。
江戸東京博物館のユニークな外観にも注目!
江戸東京博物館の建物は、四本脚の上に巨大な屋根が乗った、少々ユニークな造りとなっています。設計したのは1970年に開催された大阪万博のエキスポタワーや、1975年の沖縄海洋博のアクアポリスの設計で知られる故・菊竹清訓(きくたけきよのり)氏です。
これは、高床式倉庫をイメージしているとのことです。江戸東京博物館に来たら、その館内の設備の魅力ももちろんですが、まずはゆっくりとその外観を眺めてみる時間をとってみてはいかがでしょうか?
常設展示・江戸ゾーンの見どころをご紹介
それでは、さっそく館内の見どころをご紹介していきます。まずは江戸時代の文化や歴史を展示する江戸ゾーンの見どころをご紹介してまいります。江戸時代の街の復元模型や、庶民の生活の疑似体験、そして伝統芸能に至るまで、魅力が盛りだくさんのスポットになっているんですよ。では、さっそく江戸ゾーンから見ていきましょう。
まずは日本橋の復元模型で江戸時代へ出発!
photo by hussainalhasawi / embedded from Instagram
直通のエレベーターで6階まで上がり、常設展示室に入ると、江戸時代に架けられた日本橋の復元模型が目の前に現れます。原寸大で再現されている、その大きさに圧倒されること間違いありません。
木で作られたその美しい橋の造りは、思わず見た人を魅了する力を持っています。江戸ゾーンの代名詞とも言えるのが、この柱になります。まずは、その日本橋を渡って、江戸ゾーンに突入していきましょう!
江戸の街並みの精巧なジオラマは芸術の域!
photo by shinomo / embedded from Instagram
橋を渡ったら、江戸時代のスタートです。まずは、江戸ってどんな街だったのか、その全体像を眺めてみたいですよね。そんなあなたは、江戸の町割りに基づいた街並みや大名屋敷、幕末の江戸城御殿を精巧に再現したジオラマを鑑賞しましょう。
街を構成する建物の外観だけでなく、人形の表情や着物、店の内部まで細かく再現されており、その完成度はまさに芸術作品!じっくり見ても飽きることなく楽しめますよ。また、このコーナーでは、将軍家や大名家に由来する歴史資料も鑑賞できます。
実物大の模型で江戸の庶民の生活を疑似体験
photo by aabidlive / embedded from Instagram
江戸時代の方々はいったいどんな生活をしていたのでしょうか?当時の生活を学べるエリアでは、原寸大の「棟割長屋(むねわりながや)」の模型が設置されています。また、大工の家の中や寺子屋、出産の風景なども展示されており、江戸の庶民の生活を垣間見ることができますよ。
さらに、実物大レプリカとして、絵草紙屋(えぞうしや)や屋台など、まるで本当に江戸の街並みを歩いているかのような感覚が楽しめます。せっかく江戸東京博物館にやって来たならば、ぜひ江戸時代の庶民の生活を疑似体験してみましょう!
江戸時代の最大の娯楽・歌舞伎を再現
photo by errsurvivor / embedded from Instagram
現代でも受け継がれている日本の伝統芸能である歌舞伎。最近では市川海老蔵など人気の役者が登場し、また人気を取り戻しつつあります。この江戸エリアの最後となるのは、江戸の人々にとって最大の娯楽であったその歌舞伎を紹介するコーナーです。
中でも、七代目市川團十郎の「助六」シーンを再現した展示は迫力満点。故十二代目市川團十郎さん監修のもと、復元された人形は非常にリアルですよ。じっくりと鑑賞してみてくださいね。ぜひ江戸時代の人々が楽しんでいた娯楽に少し触れてみましょう!
歌舞伎小屋を実物大で再現したセットは記念写真に最適!
photo by mhelmia / embedded from Instagram
また、江戸時代の娯楽である歌舞伎に触れてみたら、それが行われていた歌舞伎小屋を完全に再現したセットも必見です。「中村座」の正面部分を復元したセットは壮大且つ華やかで、思わずじっと見入ってしまうような場所です。
ここは、絶好のフォトスポットにもなっているんですよ。江戸東京博物館に来た記念に、ぜひ1枚ここで写真撮影はいかがでしょうか?きっといい思い出になること間違いありません。
常設展示・東京ゾーンの見どころをご紹介
幕末・維新のコーナーを抜け、ついに、江戸ゾーンから東京ゾーンへと移行します。スタートは、江戸が「東京」と改称された明治時代初期。それから現代へと続く首都・東京の誕生と、その成長を辿っていきます。それでは、今度は東京ゾーンの見どころを順番にご紹介してまいります。
文明開化の波!徐々に変貌していく首都・東京の様子に注目!
photo by yyu122 / embedded from Instagram
明治時代のエリアでは、現代に近づいていくこともあり、実物の展示や写真などが多く展示されているのが特徴です。この時代は、江戸が東京と改名され、どんどん今の姿へとものすごい速度で進化が進んでいったときでもあります。
そんな明治時代に、実際に街中を走っていた人力車や、流行していたザン切り頭、そして洋食などが浸透していく様子もわかりやすく解説されています。ぜひこの東京ゾーンの中で変わっていく街の姿を歴史を辿ってみてみてくださいね。
東京の街並みを再現した模型にも注目!
photo by ted_tashiro / embedded from Instagram
一方の政治や中心となる街の姿だけでなく、その時代を生きた庶民の生活も、きちんと精巧な模型で再現されています。文明開化が進み、鉄道馬車のレールが引かれ、御茶ノ水のニコライ堂が建てられるなど、華やかになっていく街とはうらはらに、庶民の衣食住は江戸の面影が色濃く残っていました。
そんな明治時代の庶民のリアルな生活を垣間見ることができる芸術的な模型が展示されています。江戸時代の模型と比較しながら見てみると面白いかもしれませんね。
東京ゾーンの目玉!「凌雲閣」
photo by masabow_k / embedded from Instagram
第一次世界大戦を契機に、経済が成長した東京では、大量生産・大量消費による新しい生活様式が浸透していきました。その象徴とも言える存在が、東京都・浅草に誕生した12階建ての建物「凌雲閣」です。日本の高層建築物の先駆けとして建築され、日本初の電動式エレベーターなんかが設置されたりもしました。
まさに文明進化の象徴的な存在です。実物の凌雲閣は関東大震災の際に、半壊して解体されてしまいましたが、そのミニチュア模型や、模型前のタッチパネル式モニターで、当時の賑わいを伺うことができます。
大正モダンが色濃く残る昭和初期の住まい
photo by reverend_sykes / embedded from Instagram
明治時代を過ぎて、東京がかなり姿を変えてきた大正から昭和前期にかけての時代に建築された住宅の模型も展示されています。畳だけでなく、フローリングも使用された、和と洋が入り混じった和洋折衷住宅に大正ロマンの名残を色濃く感じます。
日本の首都・東京が変わっていく姿を順番に見ていけるのは、とても楽しいですね。また、このコーナーでは当時の家具や時計、おもちゃの展示なんかも楽しめたりもします。ぜひ昭和初期の時代の東京の姿を眺めてみましょう。
第二次世界大戦中の庶民の暮らしを学ぶコーナーも!
photo by xhilaraxion / embedded from Instagram
日本、そして東京が大きく変わることとなった第二次世界大戦。この「空襲と市民」のコーナーでは、1941年から始まる第二次世界大戦で、一変する庶民の生活を連想する展示が鑑賞できます。
戦時中の人々の服装や防空頭巾、鉄兜、部屋に貼られた明かり漏れ防止の覆いなどが、東京大空襲の悲惨さを物語っています。ぜひ当時の人々の生活の歴史に触れるとともに、戦争というものについても改めて考えてみる、いいきっかけにできるとよいですね。
東京の変化を10年ごとに比較してみよう!
photo by oldpaddy58 / embedded from Instagram
昨年リニューアルした新展示のコーナーでは、1960年代から2000年代までが5つに区切られて展示されており、東京の変化を10年ごとに比較しています。日本では戦後、ものすごい速度で近代化が進んできました。10年でこんなにも街や文化が変わっていくのかと、改めて驚かされるようなコーナーとなっています。
各時代を象徴するモノだけでなく、東京の「kawaii文化」や「コギャル」など、海外でも話題となった若者文化も紹介されていますので、ぜひ東京の歴代文化を追っかけでみてみましょう。
江戸東京博物館の基本情報
名称:
江戸東京博物館
住所:
〒130-0015
東京都墨田区横網1-4-1
料金:
一般600円 / 大学生480円 / 高校生・中学生300円 / 小学生以下無料
営業時間:
9:30~17:30
(土曜日は9:30~19:30)
休館日:
毎週月曜日、年末年始
アクセス:
JR両国駅より徒歩3分
都営地下鉄大江戸線 両国駅より徒歩1分
ホームページ:
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
江戸東京博物館の観光を楽しもう!
いかがでしたでしょうか?ただ鑑賞するだけでなく、体験しながら江戸や東京の文化を学べる「江戸東京博物館」は、とにかく盛り上がれる博物館です。あまり日本語がわからない外国人のお友達や小さなお子様連れにもおすすめ。また、屋内施設ですので天候に左右されることもありません。周辺の両国の街歩きと併せて立ち寄っていただきたいスポットです。
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