野菜たっぷり！栄養たっぷり！山梨県の郷土料理「ほうとう」のお店10選

山梨県の郷土料理のひとつに「ほうとう」という麺料理があります。平打ちの太麺とかぼちゃを中心にたっぷりの野菜を味噌仕立てのスープでグツグツと煮込んだ、心も体もホッとする一品です。特に冬場は冷えた体に染み渡る美味しさ。その土地のご当地グルメを食べることは旅行の楽しみの一つでもあるので、山梨県に行ったらぜひほうとうを食べに行きたいですね！ここでは、ほうとうが人気のお店を10店ご紹介します。

日本一の味！黄金ほうとう「お食事処 歩成 本店」

昭和54年創業、現在山梨県に3店舗あるほうとうの有名店「歩成」。こちらはなんと、ほうとうの味を競う大会で3回連続で日本一を取っているお店なんです。看板メニューの黄金ほうとうは、山梨ワイン豚か信玄鶏どちらかを選ぶことができます。かぼちゃのペーストを混ぜた秘伝の黄金の味噌、京都の究極のだし、あわびペースト、地元の新鮮な野菜と素材にこだわって作られた最高の味です。山梨の名産品あわびの煮貝が入ったものもありますよ。

ほうとうのメニューが豊富！どれを食べても美味しい「甲州ほうとう 小作」

10店舗を展開し、ほうとうといえば「小作」と言われることもあるほどの有名店、甲州ほうとう小作。200席ほどある広々とした店内にはテーブル席のほか、座敷や掘りごたつもあります。壁にはたくさんの芸能人のサインが飾られておりその人気ぶりが伺えますね。大きなかぼちゃを中心に野菜がゴロゴロと入っており、野菜の甘みが溶け出したスープともちもちの麺がよく絡みます。小作は店舗ごとに少しずつ味が異なるので小作巡りをしてお気に入りの味を見つけるのもいいかもしれませんね。

富士山の横にふんわり佇むほうとうの名店「ほうとう不動」

河口湖の周辺に4店舗を構える「ほうとう不動」。歴史を感じられるどっしりとした民芸調の他店舗も大変魅力的なのですが、東恋路店は富士山の上にふわりと浮かぶ雲のような形をしたおしゃれな建物で、お食事がいただけます。外観はまるで美術館のような出で立ちで、中へ入ると天井が高く洞窟の中にいるような雰囲気。ほうとうは一種類のみですが、秘伝の薬味を入れるとさらにおいしさがアップしますよ！

古民家でいただく野菜ゴロゴロほうとう「ほうとう皆吉」

週末には大行列ができる人気店「皆吉」。築130年のけやき造りの古民家でいただくほうとうは、大きめにカットされた野菜がボリューミーで味も量も大満足な一杯。自家製味噌のあっさりとした後味が人気となっているようです。店の外には四季折々の花が楽しめる庭園もあるので食事の前後に散策してみるのもいいですね。

山梨の郷土料理を味わい尽くすならここ「お食事処 赤富士」

店名の通り、真っ赤な合掌造りの屋根が目印の「赤富士」。囲炉裏のある古民家風の店内で観光客のみならず地元の人にも愛されているお店です。ほうとうはやや薄めの麺に出汁にこだわった濃厚なスープが絡み絶品です。卓上の辛味噌で味の変化も楽しめます。ほうとうの他にも川魚の塩焼きや鶏もつ、馬刺しなど山梨の郷土料理がいろいろ食べられますよ。

昭和9年創業、絶景に心洗われる茶屋「御坂峠 天下茶屋」

晴れている日には富士山と河口湖の絶景が見られる「天下茶屋」。なんとあの国民的人気者、サザエさん一家もアニメの中で来店したことがあるというお店です。なめこがたっぷり入ったきのこほうとう、名物のいもだんごや自家製甘酒が人気です。2階には太宰治文学記念室があり、天下茶屋の利用者は無料で入ることができますよ。太宰治が滞在していた当時の部屋が復元されています。

ほうとうも流しそうめんも楽しめる！「円右衛門」

昇仙峡の清流を利用した流しそうめんが人気の「円右衛門」は、ほうとうもグランプリ優勝を獲得したことがある名店。大きな水車が目印の自然あふれる和風のお店です。ほうとうは野菜の甘さと味噌のコクが濃厚などこか懐かしい味わい。昇仙峡は季節によって色々な姿を見せてくれる渓谷ですが、特に秋は葉っぱがきれいに色づき絶景ですよ。

古い民家で味わう素朴で優しい野菜ほうとう「ほうとう処 いしはら」

「ほうとう処いしはら」は、田舎のおばあちゃんのうちへ遊びに来たようなどこか懐かしい雰囲気のある、古い民家のようなお店。座敷の横には縁側があり、接客にも定評があるのでのんびりとくつろぎながら食事をすることができます。メニューはほうとうともつ煮のみ。ほうとうの野菜はトロトロになるまでしっかり煮込まれ味が染み込んでいて優しい味わいです。

頑固おやじのこだわり詰まった一杯「頑固おやじの手打ちほうとう」

ほうとうグランプリの第一回優勝の頑固おやじの手打ちほうとう。こちらのお店のこだわりは、頑固おやじが毎朝打っている煮込んでも腰があり、のどごしなめらかな自家製麺。そして自家製味噌の2年ものと5年ものとを秘伝の技法で合わせた香ばしいコクのある合わせ味噌。さらにはオーガニックの自家栽培野菜と鍋の中にはこだわりがたっぷりと詰まっています。ぶどう園の中にあるので、時期が合えばぶどう狩りも楽しめますよ。

海の幸の旨味が染み出た味噌スープ「ほうとう研究所」

ほうとう研究所は、県内でも数少ない海鮮ほうとうの専門店です。他のお店と比べて新しいお店なので清潔感があり、テラス席もあって広々としています。海鮮ほうとうにはロブスターやカニ、エビ、いくら、魚などが入っており、海鮮の濃厚な旨味が凝縮されたスープが絶品！あまり食べたことのない新たなほうとうに出会いたい人におすすめです。手打ちほうとうの体験もやっていますよ。

まとめ

いかがでしたか？山梨県にはたくさんのほうとうの名店があります。どのお店もそれぞれのこだわりの味があり、同じほうとうとはいえ、味噌の味や入れる食材などによってもだいぶ違いがあります。冬が定番ですが、暑い夏場には「おざら」という冷たいほうとうを出しているところも多くあります。ぜひお気に入りの一杯を見つけてみてくださいね。