自然がつくりだす神秘的な世界！九州の洞窟9選

日本には全国各地に鍾乳洞や洞窟がたくさんありますが、九州にも美しい洞窟がたくさんあります。定番の観光スポットとは少し違う、ワクワクやドキドキが味わえる洞窟は、自然が長い時間をかけてつくりだした神秘的な世界を楽しむことができますよ。ここでは福岡県を除く、九州の洞窟を9つご紹介します！まだまだ知らない九州の大自然を見に行ってみてくださいね。

3億年の神秘！九州最大の鍾乳洞「球泉洞・熊本」

3億年前に海底から隆起してできたと言われている球泉洞は、延長4.8kmで九州最大の鍾乳洞です。LEDで美しいブルーにライトアップされた神秘的な世界が楽しめますよ。整備された道をのんびりと歩きたい方は一般コースへ。さらなる感動を求めて洞窟探検をしてみたい方は、長靴やヘルメットを借りて探検コースに挑戦してみましょう！

美味しい天然水の湧き出る鍾乳洞「白滝鍾乳洞・熊本」

五木村にある白滝公園には、石灰岩でできた幅200m落差70mの滝のように見える岩壁があり、これが白滝と呼ばれています。そして公園内には、白滝鍾乳洞という奥行き15mほどの小さな鍾乳洞があるんです。お金を入れると洞内のライトが点灯する仕組みになっているのですが、ここのライトなんと7色に変化するのでとても面白いですよ。奥からは大量の地下水が湧き上がっており、洞内にその音を響かせています。

世界的にも珍しい水中鍾乳洞「稲積水中鍾乳洞・大分」

稲積水中鍾乳洞は、3億年もはるか昔に洞窟ができ、30万年前の阿蘇火山大噴火により水没して現在のような世界でも珍しい水中鍾乳洞となりました。ダイバーによる調査は現在も行われており、わかっているだけでも延長1km以上と国内では最長の水中鍾乳洞です。水中と言ってもしっかりと歩道が整備されているので歩いて見て回ることができます。美しい水の輝きと鐘乳石のコラボレーションが楽しめます。

風化の少ない美しい鐘乳石のオンパレード「風連鍾乳洞・大分」

風連鍾乳洞は閉塞型の鍾乳洞で、発見されるまで外気の侵入がほとんどなかったためあまり風化せず美しい状態の鐘乳石が見ることができます。洞内には21もの見どころがあり、特に最深部の大きなホールの竜宮城は圧巻のスケールで訪れる人を魅了しています。あまり有名ではないものの、日本一の美しさとも言われている鍾乳洞です。

他の鍾乳洞とは一味違う！希少な鍾乳洞「七ツ釜鍾乳洞・長崎」

普通の鍾乳洞は2〜3億年前にできたものがほとんどですが、ここ七ツ釜鍾乳洞ができたのは3千年前のこと。鍾乳洞にしてはとても新しいため、他とは材質が異なりとても希少価値の高い鍾乳洞です。320mの観光コースの奥には小学四年生以上から挑戦できる地底探検コース(要予約)もあります。

自然が作り出した巨大フローストーンが見もの！「昇竜洞・鹿児島」

洞窟の聖地とも呼ばれている鹿児島県沖永良部島には鍾乳洞がたくさんあるのですが、昇竜洞は気軽に行きやすい鍾乳洞です。3,500mのうち600mが観光用に公開されており、目玉は国内でも最大級のフローストーン！しっかりと整備された道を歩くので家族みんなで楽しめますよ。出口にある公園からは太平洋が一望できます。

アドベンチャー感満載の洞窟探検「大蛇洞・鹿児島」

続いて沖永良部島でおすすめしたいのが大蛇洞。整備された昇竜洞とは違い、ほふく前進をしたり、水の中をじゃぶじゃぶと歩いて進む探検が楽しめます。10歳以上であれば誰でも参加できるので初心者でも洞窟探検ができちゃいます！普段はなかなかできない面白い体験に大人も子供も大興奮間違いなし。体を動かしたい方にとてもおすすめです。

頑張った先には絶景が…上級者向け鍾乳洞「銀水洞・鹿児島」

洞窟の聖地と呼ばれる沖永良部島の中でも最高峰といわれているのが銀水洞です。上級者向けのため、ツアー参加が2回目以降方しか入ることができないのですが、頑張って進んだ人にしか見ることができない絶景が待っています。透明度の高いリムプールは息をのむほどの美しさ。一度見たら忘れられない光景ですよ。大蛇洞でケイビングの楽しさを味わったら次はぜひ銀水洞に挑戦してみましょう！

サンゴの島・与論島の鍾乳洞「赤崎鍾乳洞・鹿児島」

奄美群島の最南端にある与論島は、サンゴ礁が隆起してできた小さな島です。ここには本洞が120ｍで支洞が130ｍという小さな鍾乳洞、赤崎鍾乳洞があります。洞内には長い年月をかけて自然がつくりだした鐘乳石がいくつもあります。形によっていろいろな名前が付けられているので、それを見るのもまた面白いですよ。雨の日などビーチで遊べない日にはぜひ鍾乳洞へ行ってみましょう！

まとめ

いかがでしたか？軽装備でも気軽に入ることのできるところから、しっかりと準備をして入らなければならないところもありましたね。観光用に整備されているところでも、滑りにくい靴は必須です。また、夏でも10度前後のところが多いので一枚羽織れるものがあるといいかもしれません。特に歩道が整備されていない場所では、ガイドをお願いするなどして安全第一に、無理せず楽しみましょう！