ワクワクドキドキの探検に出かけよう!岩手県の鍾乳洞&洞窟8選

東北地方北部にある岩手県は、リアス式海岸や鍾乳洞など自然の作り出した絶景が楽しめる観光スポットが数多くあります。今回は、そんな神秘的な自然の美しさを間近で見ることができる鍾乳洞と洞窟をピックアップしてご紹介します!真っ暗だったり美しくライトアップされていたり、狭い道や大きなドーム状の洞窟もありますよ。ワクワクドキドキの探検をしに、お出かけしてみませんか?

ドラゴンブルーに輝く地底湖「龍泉洞」

ドラゴンブルーに輝く地底湖「龍泉洞」
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日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞は、宇霊羅山の麓にあり観光用にしっかりと整備されているので気軽に行くことができます。所々ライトアップされた幻想的な洞窟を奥まで進んでいくと、ドラゴンブルーと呼ばれる青い地底湖にたどり着きます。透明度がとても高く、圧巻の美しさですよ。洞内は年間を通して約10℃なので夏場に行かれる方は一枚羽織るものを持っていくといいでしょう。

■基本情報
施設名:龍泉洞
住所:岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1番地1
TEL:0194-22-2566
営業時間:10〜4月/8:30〜17:00、5〜9月/8:30〜18:00
定休日:なし
アクセス:盛岡から国道455号を車で約110分

HP:http://www.iwate-ryusendo.jp
地図:「龍泉洞」への地図

日本最古の鍾乳洞「幽玄洞」

日本最古の鍾乳洞「幽玄洞」
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幽玄洞は3億5000万年という想像もつかないくらいはるか昔にできたもので、この古い地層からは化石も多数発見されています。急な階段や少し狭いところもありますが、進んでいくたびに色々な表情を見せてくれる鐘乳石がとても神秘的です。随所に丁寧な説明書きもあるので、じっくりと楽しむことができますよ。つらら石、石筍、洞穴サンゴなども見られます。

■基本情報
施設名:幽玄洞
住所:岩手県一関市東山町長坂字東本町154-1
TEL:0191-47-3303
営業時間:4〜9月/8:30〜18:00、10〜11月/8:30〜17:00、12〜3月/9:00〜16:00
定休日:なし
アクセス:平泉から車で約20分

HP:http://yuugendo.sakura.ne.jp
地図:「幽玄洞」への地図

総延長23km!日本一長い鍾乳洞「安家洞」

総延長23km!日本一長い鍾乳洞「安家洞」
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安家洞は、一年を通して洞内の温度が8度と洞窟の中でもとても肌寒い場所となっています。入り口で上着とヘルメットが借りられるので装着していきましょう。なんと総延長は23,700mもあり、わかっているだけでも1000ヶ所以上の分かれ道があるという迷宮型鍾乳洞です。全貌は未だにわかっていないそうですが、公開されているのは手前の500mのみ。迫力のある一角サイやペンギン岩などが見られます。

■基本情報
施設名:安家洞(あっかどう)
住所:岩手県下閉伊郡岩泉町安家字日蔭161-1
TEL:0194-24-2011
営業時間:9:00~16:00(8月1~31日/9:00~16:30)
定休日:11月上旬~4月上旬
アクセス:平泉より車で約30分

HP:http://www.akkadou.jp
地図:「安家洞(あっかどう)」への地図

洞窟内最深部に、日本一の滝!「滝観洞」

洞窟内最深部に、日本一の滝!「滝観洞」
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一番奥にあるドームには、大理石の裂け目から「天の岩戸の滝」という落差29mの洞内の滝があります。ここでは日本一の滝が流れており、それが洞内に響く音と相まって圧巻です。往復1.5kmの洞窟探検を楽しんだ後は、名物の滝流しそばをいただきましょう!洞窟の目の前にある滝観洞観光センター(冬季休業)にて、滝観洞の澄んだ冷たい水で流してくれる美味しいおそばが食べられるんですよ。

■基本情報
施設名:滝観洞(ろうかんどう)
住所:岩手県気仙郡住田町上有住字土倉298-81
TEL:0192-48-2756
営業時間:8:30~17:00
定休日:年末年始(12/28~1/3)のみ
アクセス:JR釜石線「上有住駅」から徒歩3分

HP:https://rokando.sumita-gayagaya.jp/rokando.html
地図:「滝観洞(ろうかんどう)」への地図

洞窟が科学館に!世界で初めての自然洞穴科学館「龍泉新洞科学館」

洞窟が科学館に!世界で初めての自然洞穴科学館「龍泉新洞科学館」
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その昔、龍泉洞とひと続きだった洞窟が、川が大地を削り分断されてできたのが龍泉新洞です。学術的にとても貴重な痕跡がたくさん残っていることから洞窟がそのまま科学館になった世界で初めての自然洞穴科学館なのです。入場料も龍泉洞と共通なので、龍泉洞に行った後にはこちらもぜひ訪れてみてください。原始人が暮らしていた様子などがわかりやすく説明されています。

■基本情報
施設名:龍泉新洞科学館
住所:岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1-1
TEL:0194-22-2566
営業時間:8:30〜17:00(5〜9月は18時まで)
定休日:なし
アクセス:龍泉洞の向かい側

HP:http://www.iwate-ryusendo.jp/about/shindo/
地図:「龍泉新洞科学館」への地図

絶滅危惧種の動物がたくさんいる洞窟「内間木洞」

絶滅危惧種の動物がたくさんいる洞窟「内間木洞」
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年に2回だけ一般公開されるという内間木洞は、普段は人が入れないためとても保存状態の良い鐘乳石を見ることができます。また、冬場にできる氷筍も内間木洞ならではのもので、2月の公開日に見ることができますよ。洞内にはニホンテングコウモリやキクガシラコウモリなど7種類のコウモリが生息しており、絶滅危険度の高いものも多くいる貴重な場所となっています。

■基本情報
施設名:内間木洞
住所:岩手県久慈市山形町小国第16地割
TEL:0194-52-2700(久慈市教育委員会文化課)
営業時間:7月 第2日曜日「内間木洞まつり」、2月 第2日曜日「内間木洞氷筍観察会」
定休日:年に2回のみ公開
アクセス:JR、三陸鉄道「久慈駅」から車で約1時間

HP:https://www.visit-kuji.jp/spot/spot_uchimagi.html
地図:「内間木洞」への地図

縄文人の暮らしを感じられる洞窟「船久保洞窟」

縄文人の暮らしを感じられる洞窟「船久保洞窟」
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船久保洞窟は県指定の史跡とされている横穴石灰洞で、県内でも数少ない貴重な洞窟住居跡です。洞内には50㎡ほどのホールが広がっており、そこには土器や石器をはじめとする縄文時代後期から晩期にかけてのの住居跡が残されています。美しい鐘乳石も残っており、一歩足を踏み入れればタイムスリップしたような感覚が味わえますよ。

■基本情報
施設名:船久保洞窟
住所:岩手県紫波郡紫波町船久保百沢80-1
TEL:080-1652-6695(赤沢公民館長 工藤)
営業時間:9:00~16:00 ※積雪時は休洞
定休日:要予約
アクセス:JR「日詰駅」から車で約30分

HP:http://www.shiwa-kanko.jp/koushin/洞窟%E3%80%80船久保洞窟%E3%80%80(見学要予約)/
地図:「船久保洞窟」への地図

入れば願いが叶う!?「青の洞窟」

入れば願いが叶う!?「青の洞窟」
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青の洞窟といえばイタリアが有名ですが、日本国内でも美しく青く輝く水面が見られる場所がいくつかあります。岩手県の人気海水浴場である浄土ヶ浜から、船で数分のところにある八戸穴も青の洞窟と呼ばれているんですよ。入り口から差し込む陽の光によってきれいなブルーが見られるので、天気の良い日に行くととても感動的な光景が待っています。

■基本情報
施設名:青の洞窟(八戸穴)
住所:岩手県宮古市日立浜町32-4
TEL:0193-63-132(浄土ヶ浜マリンハウス)
営業時間:8:30〜17:00
定休日:冬季休業
アクセス:東北道盛岡ICから車で約2時間

HP:http://j-marine.com/sappa/
地図:「青の洞窟(八戸穴)」への地図

まとめ

いかがでしたか?本州一の広さがある岩手県には、観光用に整備されていない洞窟も含めると、とても多くの洞窟が存在しています。ですが、残念ながら東日本大震災の影響により入れなくなってしまったところも多くあるようです。洞窟や鍾乳洞へ行かれる際は、滑りにくい靴と汚れてもいい服装でお出かけしましょう!

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