鯉を食べて元気になろう！長野県で鯉こくが食べられるお店8選

「鯉こく」というお料理を食べたことはありますか？鯉こくとは鯉を鱗を取らずに輪切りにし、味噌汁で煮た煮込み料理です。江戸時代前頃に盛んに食べていたといい、当時は鯉の他にもうなぎやすっぽんなど臭みの強いものを濃いめの味噌で煮込んでいたようです。鯉と味噌は相性が良く、しっかりと煮込まれた鯉は臭みも消えて脂が味噌にしっかりと混ざり合って奥深い味に仕上がります。また薬用魚とも呼ばれるほど栄養が豊富で、目の疲れや二日酔い、糖尿病や腎臓病などにも効果があり、古くから鯉こくは母乳の出が良くなるとも言われています。そんな長野県の郷土料理・鯉こくが食べられるお店をご紹介します！ぜひ長野に来たら味わってみてくださいね。

鯉を味わい尽くすならここ！「三河屋食堂」

鯉で有名な佐久にある、鯉料理のお店三河屋食堂。駅のすぐそばにあり鯉以外のメニューも豊富で、地元でも観光客からも長年愛され続けているお店です。鯉こくには内臓ごと切り身が入れられており、シンプルに鯉の美味しさが伝わってきます。鯉こくの他にも、から揚げや天ぷら、塩焼き、ホクホクとした甘煮にプリプリのあらい(刺身)など様々な調理方法で鯉を楽しむことができますよ。

食べた後はお土産も買って川魚を堪能！「鯉西」

上田城跡の観光前後に寄りたいのがこちらの鯉西。おみやげ屋の2階にあるお食事処で、鯉料理が味わえます。さっぱりめの鯉こく、しっかりした味付けでご飯にぴったりの旨煮、臭みのないあらいがあります。鯉の他にもイワナ、あゆ、ドジョウなどの川魚料理も楽しめますよ。テレビで取り上げられたこともある鮎ラーメンも人気です。1階では骨まで食べられる鯉の旨煮があるので、おみやげに買っていくのもいいですね。

善光寺のそば。鯉こくが自慢の定食屋さん「司食堂」

善光寺へ行く際に寄ってみてほしいのが、こちらの司食堂。信頼のある養鯉池からのみ仕入れているという鯉を使った鯉こくは自慢の一品です。大きめのお椀にたっぷり入った鯉こくと、小鉢が付いて900円というお得なスタミナ定食。昔ながらの支那そばも人気があります。女将さんとの会話を楽しみながら長野の味を堪能することができますよ。

ゲレンデすぐそば！スキー客に大人気の川魚料理屋「こいや」

長野県の白馬八方尾根スキー場外にあるこいやは、うなぎをメインに鯉や岩魚も楽しめるお店です。注文が入ってから活魚をさばいて調理するため、提供までに時間がかかりますがその分鮮度のいい魚料理が楽しめます。特に冬場はスキー客で混み合うため満席が多くなります。それ以外の時期はゆったりと食事をすることができますよ。

鯉料理も楽しめるおそば屋さん「藤蔵屋」

鯉で有名な佐久市にあるおそば屋さん、藤蔵屋。大盛りのそばが人気で、お昼時になると地元のお客さんが次々にやってきます。鯉料理は、食品添加物などは一切使用せず、本来の美味しさを引き出す調理をしています。特に鯉こくやうま煮は骨まで軟らかく食べられるようになっていますよ。

長野、松本の郷土料理が満載の老舗居酒屋「しづか」

大正時代に建てられた町屋を改装したという趣のあるお店しづかでは、創業当時の味を受け継いだおでんと焼き鳥をメインに、川魚や山菜などの信州の味が楽しめます。鯉料理は鯉のあらい、鯉こく、鯉の甘煮があります。蜂の子、さざ虫、イナゴなど地元の珍味も揃っていますので、食べたことがない方はぜひチャレンジしてみてください。

野沢菜と信州郷土料理の店「やまへい」

大きな茅葺屋根と美しい庭園が自慢のやまへいでは、野沢菜漬けをはじめ信州の郷土料理がいただけます。創業以来継ぎ足し続けてきた秘伝のかえしを使ったつゆでいただくおそばや、佐久の鯉を使った鯉料理がおすすめです。佐久鯉定食では鯉こく、あらい、甘煮と鯉をたっぷり堪能できますし、単品で注文することも可能です。

江戸時代から続く老舗店伝統の逸品「割烹 梅田屋・お食事処 うめたや」

江戸時代初期から続く老舗・梅田屋は元々は旅籠から始まり、地元の人からも観光客からも愛されているお店です。個室でのんびりと食事を楽しめる割烹梅田屋と、より気軽に楽しめるお食事処うめたやがあり、伝統の鯉こくと松代の名産である長芋を使ったとろろはぜひ食べてもらいたい逸品です。

まとめ

鯉は泥臭いイメージもあると思いますが、意外にもふんわりとした身が美味しいんですよ。特に佐久の鯉は臭みがなく身がしまっているのが特徴です。食べると元気になれる鯉こく。旅の疲れも癒してくれて、またパワーアップして旅を楽しむことができますよ！