川越で人気のうなぎはココ！絶対におすすめしたい鰻の老舗の名店10選！

小江戸とも呼ばれ、観光地として知られている埼玉の名所川越。ここで何を食べるかと訊かれたら、地元の人や観光通な人たちならば必ずや「うなぎ」と答えるでしょう。江戸時代後期、肉食を禁じられたことによって、海のない川越では川に住む鯉やどじょう、うなぎを食べる文化が根付きました。それだけに老舗の鰻屋も多く、長い年月をかけて培われてきたおいしさを堪能することができます。今回はそんな川越のうなぎの店を紹介します。

1. 江戸後期創業の老舗中の老舗「川越 いちのや」

本川越駅より北東にある松江町交差点の角にある、創業が江戸後期の1832年の老舗の鰻屋「川越 いちのや」は、川越でうなぎと聞かれれば、誰もが思い浮かべるほどの人気店です。数多くのグルメサイトでも、高評価を得ていて、常に上位に位置し続ける名店です。

割いてからそのまま生蒸しにし、油を適度に落としたうなぎを白焼きにしてから、秘伝のタレで焼くからこその柔らかさは、一度食べたら二度と忘れられなくなるほど。うなぎの量で値段が変わるとあって、値段はピンキリですが、ちょっとお財布に無理をしてでも食べに行く価値があるうなぎです。

2. 一子相伝の秘伝のタレで味付けされたうなぎ「小川菊」

本川越駅より北へ徒歩9分。山崎美術館付近にある「小川菊」、こちらも江戸後期の1804年に創業した老舗の鰻屋です。創業から数えて7代目となる歴史ある鰻屋では、代々受け継がれてきた一子相伝の秘伝のタレで味付けされたうなぎを提供しています。

ハイテク時代に相応しく、店員同士のやりとりはインカムで行われていて、老舗でありながらさほど待たずにうなぎを食べることができます。

人気メニューはうな重。種類は並、上、特の三種類。香の物とお吸い物も付いてきます。秘伝のタレで味付けされたうなぎを是非とも味わってみてください。

3. 川越でたっぷりとうなぎを味わいたい人に「ぽんぽこ亭」

東武東上線新河岸駅より南西へ徒歩10分。川越街道沿いにある「ぽんぽこ亭」は、たぬきの置物が目印のお店です。オープンキッチンカウンターを使用しているので、カウンター席からは、うなぎを焼いている様子が間近に見られます。店名の由来は、お腹がぽんぽこになるほどいっぱい食べて欲しいという思いからだそうで、観光地たる小江戸川越では比較的リーズナブルにうなぎを味わえるお店となっています。

お通しは骨せんべい。料理が出来上がるまでの間、つまむのには程よい量となっています。うなぎ料理の他に、天ぷらなどの一品料理もあります。ぜひご賞味ください！

4. 川越でハイクラスな雰囲気を味わう！「東屋」

本川越駅より北東に向かって徒歩15分。星野山喜多院の北側にある「東屋」は、創業1868年の老舗の鰻屋です。歴史を感じさせる古式ゆかしい外観の建物は、流石老舗鰻屋を思わせる造りとなっています。

うな重は勿論ですが、白焼きやうざく、そして珍しいきも煮も扱っている「東屋」。川越そのものが、付近の河川で獲れるうなぎやどじょうをタンパク源として摂取していた名残りでしょうか。柳川鍋や唐揚げといったどじょう料理も扱っています。老舗旅館を思わせる上品な接客もあり、高級感を味わえる名店です。ぜひ堪能ください。

5. まるごとの肝吸いが味わえる！川越で行くべき鰻屋さん「笹船」

本川越駅より北に徒歩6分程。河越太郎重頼の山車庫の北にある「笹船」は、うなぎののぼりが目印の川魚料理のお店です。うなぎ以外にもなまずやわかさぎの天ぷらといった川魚料理も扱っています。

人気メニューは、骨や臭みを感じさせない丁寧に仕上げられたうなぎがのったうな重。香ばしい焦げにふんわりとした柔らかさで、美味しくいただけます。また、肝吸いもまるごと肝が入っていて、こちらも臭みを感じさせない仕上がりとなっています。年季の入った老舗の名店が軒を連ねる中で、隠れ家的名店としてひそかに人気のお店です。

6. 川越の雰囲気を楽しむ。「林屋」

山崎美術館の近くにある「林屋」は、川越らしい古民家風の店構えのお店です。栃木県にて1964年に創業した林家川魚店が、2010年に川越に出店した比較的新しいお店になります。

人気メニューは「うな重　上」。鰻を丸々一匹使った贅沢な作りですが、皮はぱりっと、身はふんわりとと、うな重のお手本のような出来に仕上がっています。タレも甘過ぎず、辛過ぎずの、ほどほどのバランスを保っていいます。お新香とお吸い物がついてきますが、追加料金で肝吸いに変えてもらうことができるので、肝吸いを味わいたい方は注文しましょう！

7. 本格志向の川越にあるレストランで鰻をいただく「大穀」

新河岸駅より西に徒歩約5分。白を基調とした清潔感溢れる瓦ぶき屋根の「大穀 川越店」は、うなぎをはじめとする和食を扱うレストランです。店内には。テーブル席や個室だけでなく、宴会場もあり、大人数で食事を楽しむことができます。

懐石料理を扱っていることもあり、鰻料理の見栄えは上品で、レストランだということを忘れてしまう程。味も厳選した国産ニホンウナギを使用しているだけあって、コクと旨みが詰まったひと品となっています。うな重、ひつまぶし、御前などがあり、どれも味わい深く食べることができます。

8. うなぎの下からさつまいも！？ここでしか味わえない味！「うなっ子」

本川越駅より北に向かって徒歩15分。菓子屋横丁の近くにある小江戸川越らしい佇まいの「うなっ子」は、さつまいも料理店専門店いも膳の姉妹店で、うなぎの専門店になります。店のまわりには錦鯉が泳ぐ堀がめぐらせられていて、小江戸の趣を堪能できる造りとなっています。

さつまいも専門店の姉妹店だけあって、うなぎの下にさつまいもが敷かれた「いも膳」が人気メニューとなっています。柔らかく甘辛いうなぎの下から顔を覗かせるほんのり甘いさつまいもは、マッチングすることで優しい味わいを醸し出します。他にはない取り合わせを味わってみたい方におすすめのお店です。

9. 大正12年創業の川越にある鰻専門店！「小川藤」

本川越駅前の大通りを北に向かい連雀町交差点を右折後、松江町交差点を左に行き、道なりに真っ直ぐ行った先にある「小川藤」は老舗の鰻専門店です。老舗の鰻屋が建ち並ぶ川越にあっては、比較的新しい方のお店になりますが、それでも大正12年創業。創業から継ぎ足して使われ続けてきた秘伝のタレでうなぎが頂けるお店です。

丼物やかば焼き、白焼きなどもありますが、お店の一番人気はやはりうな重。柔らかめの御飯に、少し硬めに焼かれつつもふっくらとした食感を残したうなぎが、しつこくないタレと絡んで絶妙な味わいを引き出しています。

10. 川越の外れにひっそりと佇む鰻の名店「うなぎ茶屋ひろ」

JR川越駅よりバスで約10分程。県営今福団地下車後徒歩2分の場所にある「うなぎ茶屋ひろ」は、秩父の古民家を解体して移築された店舗が趣溢れる鰻屋です。お店で使用されるうなぎは、産地にはこだわらず、その時一番の状態のものを取り寄せているだけあり、脂ののりが良く、しっかりとした食感を味わえます。

ここでの人気メニューもやはりうな重。肉厚のうなぎが、タレのよくしみ込んだご飯の上にのっています。2000年代に入ってから創業したお店だけあって、全国的な認知度はこれからですが、美味しいうなぎが味わえるお店に違いありませんよ。

川越で美味しい鰻を食べよう！

いかがでしたでしょうか？今回は小江戸とも呼ばれるほどに、古くからの町並みが魅力的な町「川越」で、ぜひとも食べてほしいおすすめのうなぎ屋さんを10選ご紹介しました。うなぎと聞くと、高級なイメージがあるかもしれませんがそんなことはありません！ぜひここ川越の地で、小江戸の雰囲気を味わいながら絶品うなぎ料理をいただいてくださいね！