定番から穴場まで！鹿児島県で桜のお花見におすすめな人気の名所15選！

春の訪れを感じる要素はいくつかありますが、中でも桜の開花を挙げる人が多いのではないでしょうか？暖かい鹿児島県はソメイヨシノの開花が全国でも早く、桜の名所もたくさんあります。例年開花は3月26日頃ですが、2017年の鹿児島市の開花発表は観測史上最も遅い4月5日でした。暖冬や春先の寒さなどで遅れたとみられていますが、何はともあれ開花は待ち遠しいもの。毎年2月上旬に開花予想が発表されますので、鹿児島への旅行にタイミングを合わせて、お花見も楽しみませんか？そこで、鹿児島でぜひ行っておきたい桜の名所を15ヶ所ご紹介します！

1. 鹿児島の人気お花見スポット！桜島と楽しむ桜「仙巌園」

島津家19代当主の光久により築かれた別邸で、その敷地は50000㎡にもなります。錦江湾を池に、桜島を築山に見立てた借景庭園は、まさに雄大そのもの。1958年には国の名勝に指定され、園内の反射炉跡は2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されました。

園内には様々な花や植物が植えられ、桜は「ソメイヨシノ」「ヤマザクラ」「カンヒザクラ」「サトザクラ」「ガンタンザクラ」の5種約150本。2月頃から順に咲き始め、4月上旬頃まで園内の散策とともにお花見が楽しめます。

さらに仙巌園から車で10分ほどにある「磯山」も桜の名所です。3月下旬～4月上旬の開花時期のみ開園される特別な場所。桜と錦江湾、遠くに桜島を望む絶景が楽しめます。

2. 古くから鹿児島に佇む神社でお花見「霧島神宮」

鹿児島の中でも特に古い歴史のある霧島神宮。ニニギノミコトを祀り、現在の社殿は1715年に建立されたもの。パワースポットとしても知られ、年間150万人もの参拝客が訪れます。ご神木の杉は高さ35m・樹齢800年とも言われ、枝の上に小さな神様の姿が見られる事でも有名です。

3月下旬～4月上旬になると、境内ある桜が見頃を迎えます。ソメイヨシノやヤエザクラなど約200本が植えられ、特に拝殿前にあるシダレザクラは見事で、一見の価値があります。桜が終われば5月下旬にはミヤマキリシマ、夏の新緑・秋の紅葉・冬の雪景色と、一年を通して様々な色で彩られます。ぜひ足を運んでみてください。

3. 湖畔に咲き誇る桜を花見「藺牟田池県立自然公園」

「藺牟田池」は直径1kmの静かな池。自然が多く残されていて、ベッコウトンボや水鳥などの希少野生動植物種が多く生息しています。また、天然記念物に指定されている「泥炭形成植物群落」は、低層湿原でありながら多くの泥炭が見られる珍しいものも。枯れた植物が完全に腐らずに堆積・炭化した浮島は300あるとも言われ、2005年にはラムサール条約に登録された湿地帯。

春には周囲約4kmに渡って続く桜並木がピンク色に染まります。こちらでの過ごし方はレンタサイクルを利用して、風を感じながら満開の桜の下を爽快に走ってみるのがオススメです。次の桜のシーズンは、ぜひ自然いっぱいの藺牟田池へ行ってみましょう！

4. 鹿児島の観光スポットで楽しむ夜桜の花見「松山城趾」

1188年に築城された松山城。現在そのままの状態で残っているのは二の丸だけで、城山総合公園の一角にあります。松山城趾にはソメイヨシノとヤエザクラなど約1000本の桜の木があり、3月下旬～4月上旬に見頃を迎えます。しっかりと整備された遊歩道を上っていけば、天守閣を模した展望台があります。

天気がよければ松山の町を眼下に、遠く桜島や霧島連山も一望できます。市内でも有数の桜の名所として知られ、見頃の時期にはライトアップも行われ夜桜も楽しめます。近くには「道の駅松山　やっちくふるさと村」があり、一流パティシエが作るスイーツも味わえるビュッフェが人気です。花より団子派は、ぜひこちらもお出かけしてみては？

5. 桜に染まった滑走路跡で花見！「串良平和公園」

旧串良海軍航空基地があった場所で、5000人もの予科練習生がここで訓練を受け終戦までの半年間だけでも565名の若者が飛び立っていきました。跡地に戦没者を祀る慰霊塔を建てて、平和公園として整備されました。1971年に関西に住む串良町出身者が園内に桜を約1000本植樹したことで、鹿屋市でも有数の桜の名所となりました。

当時滑走路として使用されていた東西1300m・南北1200mのまっすぐに伸びた沿道が、春には鮮やかなピンク色の美しい桜並木に変わります。開花の時期に合わせて、毎年「くしら桜まつり」が行われます。毎年2万人者花見客が訪れ、夜にはライトアップされ夜桜も楽しめます。

6. ドライブの合間に最適な桜のお花見スポット！「道の駅おおすみ弥五郎伝説の里」

ドライブには欠かせなくなった道の駅。単なる休憩だけでなく、道の駅自体が目的地になることもありますよね。曽於市にある「道の駅おおすみ弥五郎伝説の里」は、まさにそんな場所。20ヘクタールもある広大な敷地に広場やせせらぎ・遊具・特産物販売所などがあり、子供連れでも楽しめます。

ちなみに弥五郎とは、地元に伝わる伝説の巨人だそうです。弥五郎の銅像も建てられていて、高さ15m重さ39トンとかなりのビッグサイズ。園内には1200本のソメイヨシノが植えられていて、見頃の時期には多くの花見客で賑わいます。開花の時期には桜まつりも行われ、弥五郎太鼓の披露や屋台なども出て多くの人出となります。

7. 6000本もの桜を楽しめる鹿児島の花見の名所！「丸岡公園」

明治100周年記念の一環として整備された公園で、敷地は27ヘクタールと県内でもトップクラスの広さを誇ります。一周1000mの長さのゴーカート場やグラウンド・日本庭園などの施設の他、純手打ちの丸岡そばが評判のレストラン「まるおか桜苑」があります。園内とその周辺には合わせて6000本もの桜が植えられていて、鹿児島県でも有数のお花見の名所となっています。

またツツジも有名で、桜が終わり初夏になると見頃を迎えます。園内にある展望台からは、霧島連山も眺められます。初日の出のスポットとしても人気で、元旦には県内外から多くの方が訪れます。

8. 温泉街で花見も楽しむ！まったりとしたいなら「魚見岳」

その姿がハワイのダイヤモンドヘッドに似ていると言われる標高215mの魚見岳。指宿が「東洋のハワイ」と呼ばれる由縁になっているとか。かつて地元の漁師が山頂から錦江湾の魚群を見つけ、漁に出た事から魚見岳の名が付いたそうです。ここには約600本のソメイヨシノがあり、3月下旬～4月上旬にかけて見頃を迎えます。見頃の時期になると、山肌を薄いピンク色に染める様子を楽しみに訪れる花見客で賑わいます。

山頂まで車で上がれるアクセスの良さと、眼下に知林ヶ島と錦江湾、遠くに開聞岳や桜島も望める眺望の良さも人気の秘密。山を下りれば鹿児島一の名湯・指宿温泉が。お花見と一緒に、ぜひ指宿名物の砂むし温泉も楽しんでみては？

9. 鹿児島県の歴史的名所を桜とともに。「特攻碑公園」

旧出水海軍飛行場の跡地を利用し、特攻碑を建て公園として整備されました。特攻碑には「雲こそわが墓標　落暉よ碑銘をかざれ」と阿川弘之の小説・雲の墓標から取った文章が刻まれています。この基地から飛び立った隊員は260名と言われ、出撃を前にした特攻隊員の心境を詠んだものです。

園内には戦闘指揮所地下壕や哨舎・友軍機のプロペラなどが残り、滑走路があった場所は現在ゴルフ場になっています。園の周囲の道路沿いや園内には約300本のソメイヨシノがあり、3月下旬～4月上旬に見頃を迎えます。見頃の期間中の2日間にわたり「いずみ桜まつり」も行われ、特産品の出店が出て多くの花見客で賑わいます。

10. 広大な自然の中、優雅に桜を楽しむなら「花瀬自然公園」

公園内を流れる花瀬川。この川床には、千畳敷と呼ばれる天然の石畳が見られます。幅が60～100m、長さは約2kmに渡って続いています。江戸時代には島津斉彬公も訪れ、この景色を楽しんだそうです。1977年には県立自然公園に指定されています。

川の両岸や花瀬でんしろう館周辺など、ソメイヨシノやヤマザクラなど約700本の桜があり、毎年4月の第1日曜日には花瀬公園まつりが行われます。様々なイベントの開催や露店が並び、大勢の観光客で賑わいます。また8月中旬には「やまんなか音楽会」も開かれ、川沿いや石畳に約5000本の灯籠やキャンドルが置かれ幻想的な雰囲気に包まれます。鹿児島でぜひとも行ってほしいおすすめの花見スポットです。

11. 鹿児島県で可愛い動物たちと桜の花見を堪能！「平川動物公園」

鹿児島県にある「平川動物公園」では、キリンやライオンなど動物園ではお馴染みのものから、愛らしい姿が人気のコアラ・鹿児島県に生息する貴重な動物やは虫類など、約140種1000点を展示・公開しています。温泉に恵まれた鹿児島県らしく、足湯も完備。さらに桜島も眺められるとあって、家族連れやカップルにも人気です。

園の内外にはソメイヨシノ・コヒガンザクラ・オオシマザクラ・ヤマザクラなど約800本の桜が見られ、動物の生態を観察しながらお花見も楽しめちゃいますよ。3月中旬～4月上旬には「春の動物公園まつり」も開催されます。

12. 色とりどりの花々に囲まれたスポット！「霧島高原まほろばの里 芝桜の丘」

桜は桜でも、一般的なソメイヨシノではなく芝桜のお花見が楽しめるのが「霧島高原まほろばの里」。パターゴルフやゴーカートなどのスポーツや陶芸・ガラス工芸が体験できる施設が揃っています。また、レストランや鹿児島のお土産が購入できる売店もあります。

そのまほろばの里に併設し、2015年にオープンしたのが芝桜の丘。九州エリアでも最大級の規模を誇る約25万株の芝桜園です。3月下旬～4月下旬頃までの約1ヶ月、丘一面を鮮やかなピンク色で覆います。ピンクと言っても濃いものや淡いものまで実に様々。1つ1つは小さな花ですが、さすがに25万株の芝桜となるとその景色は圧巻の一言！これはぜひとも体験してほしいです！

13. 鹿児島県でも有数の桜の花見スポット！「観音ヶ池市民の森」

県が推奨する森林浴の森70選の1つで、観音ヶ池の周囲に1000本ほどのソメイヨシノやヤマザクラ・シダレザクラなどが植栽されています。鹿児島県でも1・2を争うほどのお花見人気スポットで、見頃の時期には3万人もの人で賑わいます。森がすり鉢状になっているので、高い位置から見下ろすと一面桜色のじゅうたんが広がります。森と言っても遊歩道や東屋もあり、散策しやすいようにきちんと整備されています。

見頃の時期にはお祭りも開催され、ライトアップで夜桜も満喫できます。ただし、規模の割には駐車場が少し狭いので、開花時期の週末は混雑も。出かけるなら早い時間がオススメです。

14. 有名な千本桜は圧巻！鹿児島県でおすすめの花見スポット！「忠元公園」

伊佐市内の小高い丘の上にある公園で、市街地が一望できる眺望の良さが自慢。園内には2kmの桜並木が続き、千本桜としても有名。鹿児島県内には桜の名所がたくさんありますが、「日本さくら名所100選」に県内で唯一選定されています。

見頃の時期に合わせて、忠元公園桜まつりも開催。郷土芸能の披露や武者行列・茶会など様々なイベントが催され、フリーマーケットや特産品の販売なども行われます。また、千本桜に提灯が付けられ、幻想的な雰囲気の中で夜桜も楽しむことができます。鹿児島県へお越しの際にはぜひここで桜の花見を楽しんでくださいね！

15. 美しく咲き誇る桜のトンネル「知覧平和公園」

第二次世界大戦時に建てられた、旧日本陸軍の飛行場跡に整備された公園。激戦が続く沖縄に向けて、戦闘機に爆弾を装着し敵艦に体当たり攻撃をするため、多くの特攻隊員が飛び立ちました。園内にある知覧特攻平和会館では、特攻隊員たちの貴重な遺品や関係資料を展示しています。

園内には600本以上の桜の木があります。特に120本あまりの桜が植えられた公園入り口の桜並木は、満開になると桜のトンネルになり、その景色は一度見たら忘れられないほど美しいですよ。鹿児島観光の際には、一度は行ってほしいおすすめの場所です。

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鹿児島県の桜の花見スポットへ行こう

いかがでしたでしょうか？今回は鹿児島県で桜の花見が楽しめるおすすめのスポットを15選ご紹介しました。とにかく鹿児島では桜の名所と呼ばれる場所が多く、今回ご紹介したのはほんの一部。しかし名所と呼ばれなくても、何気ない場所にある桜の木が美しく見えることも。自分だけの桜のベストスポットを探しに、春の鹿児島へでかけてみませんか。