神秘的な洞窟を探検しよう!四国でおすすめの洞窟&鍾乳洞8選

温暖な気候の四国は、美しい自然がとても魅力的な地域です。その自然を楽しめる観光スポットはいくつもありますが、冒険心をくすぐられるような面白い鍾乳洞や洞窟もあるんですよ。夏は涼しく、冬は暖かい洞窟。高知県、愛媛県、徳島県、香川県の各県それぞれに特徴的な魅力あふれる洞窟があるのでご紹介します。四国観光の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

1億7500万年の歴史を持つ日本三大鍾乳洞「高知県・龍河洞」

1億7500万年の歴史を持つ日本三大鍾乳洞「高知県・龍河洞」
photo by mrmrkk_81   /   embedded from Instagram

2019年夏にリニューアルオープンした龍河洞は、日本三大鍾乳洞の一つ。リニューアルによってより魅力あふれる観光スポットとなっています。観光コースと冒険コースがあり、観光コースは小さなお子様連れでも楽に歩いて回るコースで、事前予約が必要な冒険コースはガイドさんと一緒に暗闇を這って進んだり登ったりまさに洞窟冒険!といった体験ができるコースです。洞窟以外にも、充実した施設で1日遊ぶことができますよ。

■基本情報
施設名:龍河洞
住所:高知県香美市土佐山田町逆川1424
TEL:0887-53-2144
営業時間:3月~11月/8:30~17:00、12月~2月/8:30~16:30
定休日:なし
アクセス:高知空港から車で約15分

HP:http://ryugadou.or.jp
地図:「龍河洞」への地図

その昔、忍者が修行していたという言い伝えのある洞窟「高知県・猿田洞」

その昔、忍者が修行していたという言い伝えのある洞窟「高知県・猿田洞」
photo by ayeco   /   embedded from Instagram

高知県日高村にある猿田洞は、1858年に発見された全長1,420mの石灰洞です。そのうちの200mが解放されており、入洞する際には必ず日高村教育委員会へ連絡しなければなりません。ガイドをお願いしたい場合には、村の案内所ひだかへ連絡してみましょう。泥だらけになってもいい服装と、ヘルメット、ヘッドライトは必須です。昔は忍者が修行していた場所とも言われており、真っ暗闇の狭い岩の中を進んでいくのはスリリングでとても面白い体験になりますよ。

■基本情報
施設名:猿田洞
住所:高知県高岡郡日高村沖名1591
TEL:(日高村教育委員会)0889-24-5115、(村の案内所ひだか)0889-24-5888
営業時間:8:00〜18:00
定休日:なし
アクセス:高知市内中心部から車で約40分

HP:https://www.vill.hidaka.kochi.jp/kankou/spot_23_play.html
地図:「猿田洞」への地図

神秘的な渓谷へと抜ける洞窟「伊尾木洞」

神秘的な渓谷へと抜ける洞窟「伊尾木洞」
photo by kaji_nori06   /   embedded from Instagram

安芸市の住宅街のはずれにある伊尾木洞は、波に浸食されてできた洞窟です。洞窟内の壁には貝の化石などが埋まっているんですよ。50mほどの洞窟を抜けると、天然記念物のシダに覆われた神秘的な渓谷へと出ることができます。渓谷の奥には滝があるので、ぜひ奥まで行ってみてください。遊歩道が整備されているので小さなお子様でも歩きやすくなっています。

■基本情報
施設名:伊尾木洞
住所:高知県安芸市伊尾木117
TEL:0887-34-8344(安芸観光情報センター)
アクセス:高知空港から車で約30分

HP:https://www.akikanko.or.jp/kanko/iokidou.html
地図:「伊尾木洞」への地図

龍神様の御神体「稲葉洞」

龍神様の御神体「稲葉洞」
photo by seiranno_sato   /   embedded from Instagram

四万十川の源流から少し下ったところにある稲葉洞は、宿泊施設の四万十源流センター・せいらんの里から行くことができます。洞内には、2億年ほど前に生息していたという厚歯二枚貝の化石がたくさん。また、昔ここを観光開発しようとした人たちが次々に謎の病で倒れるという事件があったため、稲葉洞は龍神様の御神体であり絶対に汚してはならないと言われています。自由に入ることができますが、せいらんの里でガイドツアーを頼むこともできますよ。

■基本情報
施設名:稲葉洞
住所:高知県高岡郡津野町船戸4727−2
TEL:0889-62-3623(四万十源流センターせいらんの里)
アクセス:高知自動車道・須崎中央ICから車で約45分

HP:http://www.water.sannet.ne.jp/simantoriver/page61.html
地図:「稲葉洞」への地図

絶品の流しそうめんが楽しめる!「愛媛県・安森洞」

絶品の流しそうめんが楽しめる!「愛媛県・安森洞」
photo by masato_015   /   embedded from Instagram

絶景の山道を進んでいくと見えてくるのが、ここ安森洞。安森洞で楽しめるのは、なんと洞窟から湧き出る冷水を利用した流しそうめん!薬味をたっぷりと入れた特製のめんつゆにつけていただく流しそうめんは絶品です。食後は、ニジマス釣りや安森鍾乳洞の散策ができます。期間限定なので、夏に四国へ行く方にはおすすめです。

■基本情報
施設名:安森洞
住所:愛媛県北宇和郡鬼北町大字小松2305
TEL:0895-48-0830(安森ロマン亭・期間中のみ)
営業時間:10:00~17:00
定休日:期間中無休(6月最終日曜日〜8月31日まで)
アクセス:松山自動車道・三間ICから車で約40分

HP:https://www.town.kihoku.ehime.jp/site/kanko-e/3.html
地図:「安森洞」への地図

気軽に楽しめる遺跡の中の鍾乳洞「穴神鍾乳洞」

気軽に楽しめる遺跡の中の鍾乳洞「穴神鍾乳洞」
photo by nyarcsk   /   embedded from Instagram

縄文時代の土器などが見つかっている穴神洞遺跡にある穴神鍾乳洞は、地元の中学生がコウモリを探している時に発見したそうで全長75mあります。たけのこのように伸びた石筍や石柱もあり、小規模ながらも神秘的な世界を楽しむことができます。照明も整備されているので気軽に入ることができますよ。普段は鍵がかかっているため必ず連絡をしてから行くようにしましょう。

■基本情報
施設名:穴神鍾乳洞
住所:愛媛県西予市城川町川津南3612
TEL:0894-82-1111(西予市観光協会 城川支部) ※要連絡
営業時間:9:00~16:00
定休日:木曜日
アクセス:西予宇和ICから車で約55分

地図:「穴神鍾乳洞」への地図

とにかく狭い!慈眼寺にある修行の洞窟「徳島県・穴禅定」

とにかく狭い!慈眼寺にある修行の洞窟「徳島県・穴禅定」
photo by cubtabi   /   embedded from Instagram

四国八十八ヶ所第二十番札所鶴林寺の奥の院・四国別格霊場第三札所として有名な慈眼寺にある穴禅定。徳島県の天然記念物にもなっている洞窟で、弘法大師空海が修行をしていた場所でもあります。ローソクの明かりだけで中へと入っていくのですが、洞内はとても狭く大柄な人は入ることができません。途中で身動きができなくなってしまう人もいるため、寺務所前にある幅26cmの石板の間を通れた人しか入ることができないことになっています。閉所恐怖症ではない!という人はぜひ一度チャレンジしてみてください。

■基本情報
施設名:穴禅定(慈眼寺)
住所:徳島県勝浦郡上勝町大字正木字灌頂滝18
TEL:0885-45-0044
営業時間:7:00〜15:00
定休日:12月〜2月末日
アクセス:徳島駅から車で約90分

HP:http://www.anazenjo-jigenji.com
地図:「穴禅定(慈眼寺)」への地図

鬼が住んでいた!?桃太郎伝説で有名な洞窟「香川県・鬼ヶ島大洞窟」

鬼が住んでいた!?桃太郎伝説で有名な洞窟「香川県・鬼ヶ島大洞窟」
photo by koma7272   /   embedded from Instagram

香川県女木島は、鬼ヶ島ともよばれている桃太郎伝説で有名な島です。島の中央にある大きな洞窟は、紀元前100年頃に造られたと言われており広さ4,000㎡、奥行き400mあります。洞内には所々に鬼や桃太郎がおり物語の世界に迷い込んだような感覚に。洞窟を出た後は展望台からの絶景も楽しんでくださいね。港から洞窟へはバスまたはレンタルサイクルで行くことができます。

■基本情報
施設名:鬼ヶ島大洞窟
住所:香川県高松市女木町235
TEL:087-840-9055(鬼ヶ島観光協会)
営業時間:8:30〜17:00
定休日:なし
アクセス:高松港から船で20分、港から2.3km

HP:http://www.onigasima.jp
地図:「鬼ヶ島大洞窟」への地図

まとめ

大きなものから小さなものまで8ヶ所をご紹介しましたが、いかがでしたか?洞窟へ行くときには、滑りにくい靴と汚れてもいい服装は必須です。また照明がないところは真っ暗なのでヘッドライトを、水が流れているところは長靴もあるといいでしょう。真っ暗な洞窟内ではコウモリがいることもよくありますが、刺激しないようにそっと通り過ぎましょう。洞窟は大人も子どももワクワクできるスポットです。みんなで探検に出かけましょう!

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
SeeingJapanの最新情報をお届けします





同じカテゴリの人気記事