関西の名物といえばコレ！絶対におすすめな人気のご当地グルメの名店11選！

関西地方。ここには多くの観光スポットがあり、東京を中心とした関東地方にも負けないほど人気な観光地となっています。そして何よりもグルメが豊富。「関西」と簡単には一括りにできない奥深さを、各県ごとの食を通して感じることができる関西。今回はそんな関西で食べるべきこだわりのグルメから話題のB級グルメまで、おすすめの11選をご紹介します。

1. 【大阪府】関西グルメの宝庫！大阪で行くべきはここ！「裏なんば　虎目横丁」

全国各地にある屋台村。ここ大阪府にも大阪のグルメがたっぷりと集まった屋台村「裏なんば虎目横丁」があります。大阪の街中に点在する、有名店が一か所に集まっているから、観光で訪れた人にはぴったり。一軒一軒探して歩く手間も時間も省けます。

ここ、虎目横丁には9店舗も有名なグルメ店が揃っています。串カツ、ホルモン、お好み焼きと、大阪を代表するグルメを食べることができます。こだわりの店も多いので、冷凍ホルモンを不使用！の店だってありますよ。

また、同じフロアの中にある、他の有名店への移動も楽なので、はしご酒も簡単にでき、意外なお酒と名物との組み合わせに出会うかもしれませんよ。

名物といえば、ここではドリンク一杯が無料となる「虎目みくじ」があるのでぜひ、無料ドリンクを獲得できるかチャレンジしてみましょう。ランチタイムには、気軽に、手軽に安く、食べることができるワンコインランチも人気。イベントもあり、お客をもりあげてくれる虎目横丁なら、カップルや家族などのグループはもちろん、おひとり様も存分に、グルメを楽しめます。関西グルメはここで満喫しましょう！

2. 【大阪府】関西伝統の鯨グルメを現代に伝える名店「徳家」

伝統の味を守り今も珍しい郷土料理を食べることができるお店がこちら、「徳家」です。大阪府大阪市内にある鯨料理の専門です。かつてはよく食べられていた鯨肉ですが、最近では高級食材となってしまい、ほとんどのスーパーでは扱わなくなってしまいました。そんな鯨を伝統的な鍋料理などで食べることができるお店です。

店内は、和を基調とした落ち着いたつくりで、座敷席、テーブル席の二タイプが用意されています。座敷があると、小さな子供連れで訪れても、お膳について座ることができ、便利。　高齢者や車いすなどを利用される人がいる場合でも、椅子とテーブルの席があると、細かな対応もでき、幅広い年齢層で食事を楽しめますね。

カタクリをまぶしたクジラ肉は、鍋のなかでうま味を逃がすことなく、ぷりっとした食感に代わります。手間をおしまない下処理が老舗らしいこちらで、関西で守り継がれた伝統の鯨料理「はりはり鍋」を、堪能されてみてはいかがでしょう。

3. 【京都府】明治時代から続く関西の名店「近為」

創業が明治12年という老舗の漬物屋さんがこちらの「近為」です。昔ながらの重石を使い手間をおしまない手作業の漬物屋さんです。店舗では、お漬物を販売しているだけでなく、その場で漬物を食べることができる、「お茶漬け席」が設けられています。季節によって違った漬け物を味わえるお店なので、旬のものを食べながら四季を感じることができます。

お茶漬け席は、店内奥の座敷で、坪庭を眺めながら、京都を代表するつけもの「ぶぶづけ」を食べることができます。京都の街中をぶらぶらして、ちょっと小腹がすいたときに立ち寄りたいそんな漬物屋さんです。関西にいらした際には、ここのお店で贅沢な時間を過ごされてみてはいかがでしょう。

4. 【京都府】京の奥座敷貴船で京料理づくし「ひろや」

鴨川の源流、貴船川のせせらぎを聞きながら、京料理をゆっくりたべることができる「ひろや」は、京の奥座敷として知る人としる老舗です。料理旅館としても宿泊が可能なこちらでは、暑い京都の夏を少しでも涼しく過ごせるようにと、京都の人たちの昔からの知恵を体感できる「川床」で食事を楽しむことができます。

もちろん、出てくる料理は、純和風の懐石料理。地元の京野菜や川魚もふんだんに使った懐石料理は、カップルの記念デートにもぴったりです。

川床のシーズンがおわっても、紅葉を眺めたりすることができます。縁結びの神として知られる京都のパワースポットである「貴船神社」もすぐそばにあるので、そちらの見学を終えた後に、「ひろや」でほっこりされてみるのもおすすめです。冬には、ジビエ料理としても人気があるイノシシ肉を使った、牡丹鍋もあり、底冷えがきつい京の冬にはぴったりですよ。関西観光の際ににはぜひとも立ち寄って欲しいお店です。

5. 【兵庫県】関西を代表するB級グルメの”そばめし”の発祥地「青森」

今でこそ、名前を聞くと誰もがわかるそばめし。兵庫県神戸長田区の青森という鉄板焼きのお店で提供されたのが、そばめしの発祥といわれています。昔は、工場がお店の周辺にあり、冷たい弁当用のご飯と一緒に、あつあつの焼きそばをおかずに、食べたりしていたのだそうです。

今のように電子レンジがお弁当を食べる事務室に設置していることもなく、保温機能が高いお弁当箱もない時代でしたので、冷めきったごはんを、鉄板で温めて直して食べているうちにうまれたのがそばめしだったようです。関西の炭水化物粉もの文化でなければ、生まれてくることがない味だったかもしれませんね。

平日は、地元の人。土日になるとそばめし発祥の地ということで多くの観光客が訪れる店です。牛すじを煮込んだ「ぼっかけ」を使ったそばめしも人気。よく煮込んで柔らかくなっている牛すじが甘辛く、ライス、やきそばと絶妙にマッチしておいしいので、通常のそばめしにあきたら、試してみてはいかがでしょう？

現在ではそばめしの大会まで開かれるようになり、B級グルメとして長田を代表とする食べ物とまでになりました。関西に来たなら発祥地のここで、そばめしを食べてみてはいかがでしょう。

6. 【兵庫県】関西でも呼び方が違うグルメ！兵庫県のご当地たこ焼き「今中」

地元では、玉子焼きとよばれる兵庫県の明石焼き。同じく関西の大阪で食べられるタコ焼きと同じく、小麦粉を原材料に、明石名物のタコを具にした食べ物です。たこ焼きと比較すると玉子や生地などに違いもあります。決定的な違いは、出汁とよばれるものにつけて明石焼きは食べるところでしょう。

観光客や、一般には明石焼きで定着している感がある食べ物ですが、兵庫県明石では、昔から「玉子焼き」と呼んでいるそうです。地元の人たちに愛されている明石焼きですが、明石市内でも70店舗ほどあるお店があるそうです。

その中でも、人気なのが、明石市岬町にある「明石玉子焼　今中」です。のれんには、玉子焼きの文字がみえる、老舗のこちらは、民家の一階をお店にしたような店舗です。メニューは玉子焼きのみで、15個がゲタにのってくる昔ながらのスタイル。人気店なので、時として待たないといけないのですが、それだけの価値はあるお店です。

とろりとして、でもしっかりとした味の昔ながらの明石の玉子焼きを、ほどよい味の出汁で食べたい人は、ぜひ立ち寄ってみましょう。

7. 【滋賀県】現地でしか味わえない三大津名物！「三井寺力餅」

創業明治二年という老舗で、観光で疲れた足を休めたいときにぴったりなのがこちら、三井寺力餅本家です。オリジナルのきな粉とみつで味付けされたお餅が人気の商品です。この名物の三井寺力餅ですが、武蔵坊弁慶と縁があるお菓子です。

そもそも三井寺というのは、大津に実際に存在する天台寺門宗の総本山で、「長等山園城寺（おんじょうじ）」というのが本当の名前です。千年を超す長い歴史があるお寺がどうして弁慶と餅に関連しているのかというと、こんなエピソードが残っているのだそうです。

弁慶は昔から力持ちとして知られている法師。仲の悪かった三井寺に比叡山の僧をつれて攻め込んだそうなのです。争いにかった証として三井寺の金を比叡山までもっていきついたところ、鐘が帰りたいと鳴いたという話があり、弁慶は仕方なく、その鐘を三井寺に戻したのだそうです。

その後、三井寺と、弁慶が怪力であったということで、三井寺力餅をつくり商売を始めた人が出てきたのだそうです。そのようなエピソードをもつ三井寺力餅は、日持ちがする食べ物ではないために、遠方に通信販売などで送ることができません。

あくまでもこの地域にきて、やわからい触感のお餅を楽しんでもらいたい商品です。店舗には喫茶コーナーがあり、坪庭を眺めながらお茶と一緒にお餅を食べることが可能ですよ。健康にもよいと見直されているきな粉を使った素朴なお餅。関西にお越しの際にはぜひ、食べてみませんか？

8. 【滋賀県】関西が全国に誇る近江牛をいただくなら「松喜屋」

滋賀県といえば、400年近い歴史がある近江牛で有名な場所です。その有名な近江牛専門のレストランで食べることができる老舗の食事処がここレストラン「松喜屋」です。この松喜屋は、三大和牛の一つとして知られる近江牛を全国区で知られるようにしたといわれてる老舗レストランです。

雰囲気ある本店は、販売店が一階にあり、二階と三階には直営のレストランが設けてあります。ランチ、ディナーの両方に利用することが可能です。鉄板でシェフが焼き上げてくれるパフォーマンスをみることができる鉄板席にぜひ座ってみてはいかがでしょう。

近江牛を食べることができるレストランは滋賀県にはいろいろありますが、老舗の雰囲気と、メニューの豊富さなどを考えるとここを選択する人が多いのも納得できます。特に、ディナーと違い、ランチのコスパはよいのでリピーターも多いのも納得です。関西観光の時ぐらい、財布のひもを緩めて、ご当地グルメの最高峰ともいえる近江牛を味わってみましょう。

9. 【和歌山県】大正時代から続く老舗鰻料理店でいただく絶品グルメ「うなぎ料理 鹿六」

世界遺産である高野山や熊野古道などで知られる和歌山県は、海と山に囲まれた自然豊かなところです。観光名所として人気のパワースポットや、絶景をみることができる景勝地なども点在します。観光名所を巡った後は、温泉でのんびり。料理がおいしいホテルで、地元の海の幸、山の幸のグルメをたっぷり堪能できる場所です。

そんな和歌山県でおすすめのグルメといったら、パワースポットとしても知られる、熊野三山の熊野速玉大社、神倉神社そばにあるうなぎ料理の老舗「鹿六」です。

ランチ、ディナーの両方に対応できる食事処で、大正5年創業しました。国産うなぎにこだわって100年近く営業しているお店。こちら利用されるのは、もちろん秘伝のたれ。炭にもこだわり地元の紀州備長炭でじっくりと焼き上げた鰻は一度は食べたい逸品です。

うなぎの定食やうな丼のほかにも、焼き肝、う巻きなど単品メニューもあります。お弁当もあるので、1人でホテルでゆっくり食べたいという人にもうれしいですね。天気がよければ、熊野古道散策にもっていき、ピクニック気分で食べるのがおすすめですよ。関西では外せないグルメスポットでは？

10. 【三重県】関西観光で絶対に食べたいグルメ。伊勢名物「赤福」

明治に創業して以来130年の歴史がある三重県伊勢市の名物赤福。甘いものが目のない人はもちろん、お伊勢参りなど観光に行かれた人からもお土産としてもらうので、有名度ばっちりの三重県を代表するグルメです。

明治創業と前述した赤福ですが、実は、宝永4年(1707年)生まれです。現在の赤福本店としてリニューアルしたのが明治10年とのこと。そんな赤福は、伊勢神宮に参拝される人々とともに歴史を刻んできています。神社の参拝時刻に合わせて、店をオープンさせているというのですから、嬉しい限りですね。

赤福本店はもちろん、店舗の一部では、赤福の商品をその場で食べることができます。今のようにスイーツではなく、食事であったお餅だけに、赤福ではお箸が添えられて出てきます。

御餅と一緒に味わうことができるお茶は、伊勢名産の無農薬の番茶です。このお茶は、赤福の店前にある、赤塗りの大きな三つのかまどで、沸かした湯で作られています。独特の形にはいわれがあるので、ぜひ、本店で赤福を食べながらその話に耳を傾けてみてはいかがでしょう。

11. 【奈良県】伝統のご当地グルメ！奈良柿の葉ずし「総本家 平宗 奈良店」

創業は江戸の末期。柿の葉ずしの老舗である平宗。海がない奈良県だからこそ生まれた、魚の鮮度を保つことができる押しずしのひとつを食べることができます。なぜ、寿司が柿の葉にくるまっているのかというと、柿の葉に含まれているタンニンという成分が、食品保存には役立つからだそうです。まさに昔の人々の知恵を今も体感できる食事です。

今でこそ工場などで大量に生産され、奈良県以外でも広く目にすることができる柿の葉ずし。こちらの総本家では、老舗ならではの柿の葉の手作り体験などもできます。食べるだけでなく、実際に自分で作る体験を通して、柿の葉ずしの奥深さや、日本の伝統食をより堪能できます。

手作り体験は、所要時間45分ほどで、予約が必要です。店舗によって多少の時間にずれがありますが、1時間とみておくと問題ないでしょう。地域の子供会などで、夏休みの親子体験企画に用いるとよいのではないでしょうか。

平宗では、伝統の柿の葉ずしのほかに、棒すし、鮎ずしなどもあり、それらも150年ほどの長い歴史を持っています。四季によって柿の葉の味が微妙に違う柿の葉寿司。その違いを味わうために、シーズンが変わるごとに奈良を訪れてみるのもいいですね。関西でぜひご賞味ください。

関西で美味しいグルメを食べよう！

かつて「天下の台所」と称されたことがある大阪や、千年の古都として歴史がある京都・奈良。日本人の心のふるさと、と称されることが多い、熊野古道がある和歌山県、三重県。日本最大面積の湖があることで知られる滋賀県。今や世界中で牛肉のブランドでは知らない人はいないほど有名な神戸ビーフが特産品の兵庫県。これら特色ある7県がある関西地方だけに、歴史の重みがある老舗名店から特産品を使った絶品グルメまでと、バラエティに富んでいます。関西観光の際には、ぜひ堪能してくださいね。