定番から穴場まで!香川県で必ず行くべき人気のおすすめ観光スポット10選!

瀬戸内海に面した四国の香川県、最近では特に「うどん県」としても有名です。アートに関する施設が多いのも特徴的。瀬戸内海には香川県に属するいくつもの島々が浮かんでいます。直島や鬼ヶ島など、それぞれに個性があり、観光に適した見どころもいっぱいです。古くから伝わる桃太郎伝説をひもとく旅や、うちわなどの伝統工芸品に触れる旅といった、バリエーション豊かな旅のテーマが選べるこの魅力をお伝えします!

1. 香川県の定番観光スポットといえば!「金刀比羅宮」

1. 香川県の定番観光スポットといえば!「金刀比羅宮」

象頭山にある神社、金刀比羅宮(ことひらぐう)は、香川県内でも有数の観光名所のひとつ。「讃岐のこんぴらさん」と呼ばれ多くの人に親しまれています。JR琴平駅から歩いて山を登って行くことができます。灯籠や狛犬、鳥居などが見られ、歴史ある参道の雰囲気が感じられます。参道の長く続く石段が特に有名で、なんと奥社まで1368段!登りきったときの達成感は格別です。

「こんぴら参り」に訪れたなら、参道に立ち並ぶお店などもぜひ見ておきたいところ。道の両側には飲食店、土産店などがあり、常に多くの観光客で賑わっています。さらに、金刀比羅宮の貴重な宝物が見られる「金刀比羅宮宝物館」もあります。1905年に造られた和洋折衷のハイカラな建物も見どころです。

■基本情報
名称:金刀比羅宮
住所:香川県仲多度郡琴平町892-1
電話番号:0877-75-2121
アクセス:琴平駅より徒歩20分

HP:http://www.konpira.or.jp/
地図:「金刀比羅宮」への地図

2. 香川県の秘境へ冒険に。「鬼ヶ島大洞窟」

2. 香川県の秘境へ冒険に。「鬼ヶ島大洞窟」

瀬戸内海に浮かぶ女木島は、「鬼ヶ島」とも呼ばれている場所。讃岐と呼ばれるこのエリアには、日本の昔話「桃太郎」にまつわる伝説が今も残っています。高松市には桃太郎に関係の深い神社などがあり、その伝説を間近で感じることもできます。この鬼ヶ島にある大洞窟も同様に、桃太郎にまつわる場所といわれています。

大洞窟は全長が約400mもある、かなり大きな洞窟です。内部には鬼の人形など桃太郎伝説に関する様々な展示もされています。その多くはどこかコミカルな親しみやすさのあるもので、怖くはありません。

さらに内部は、鬼の宝物庫や大将の部屋などの部屋に区分けされていたりと、見どころもいっぱい。ひんやりとした洞窟の雰囲気と相まって、子どもから大人までワクワクできる、香川のおすすめ観光スポットです。

■基本情報
名称:鬼ヶ島大洞窟
住所:香川県高松市女木町
電話番号:087-840-9055(鬼ケ島観光協会)
営業時間:8:30~17:00
定休日:なし
アクセス:高松港から女木行きフェリーで20分、そこから徒歩30分

HP:http://www.onigasima.jp/
地図:「鬼ヶ島大洞窟」への地図

3. 直島にある地下世界。香川観光では必見!「地中美術館」

3. 直島にある地下世界。香川観光では必見!「地中美術館」
photo by kelly.shentw   /   embedded from Instagram

直島にある地中美術館では、主にクロード・モネの「睡蓮」や、ウォルター・デ・マリアによる直径2.2mの不思議な球体、ジェームズ・タレルが手がけた光を計算した空間などが観られます。美術館の建物と、展示されているアート作品との一体感があるのも面白いところです。

建物は日本を代表する建築家、安藤忠雄氏が手掛けたもの。その名前の通り、地中に埋まった形の不思議な美術館。地下なのに自然光がよく入るのもこの建築の特徴。美術館の建物自体が美術作品といっても過言ではありません。

館内には、瀬戸内海が見渡せる「地中カフェ」や、建築やアートの書籍やオリジナルグッズを扱う「地中ストア」もあり、美術館全体をゆっくりと時間をかけて楽しむことができます。香川観光には必見ですよ!

■基本情報
名称:地中美術館
住所:香川県香川郡直島町3449-1
電話番号:087-892-3755
営業時間(3月~9月):10:00~18:00
営業時間(10月~2月):10:00~17:00
定休日:月曜日(※ただし、祝日の場合開館、翌日休館)

HP:http://benesse-artsite.jp/
地図:「地中美術館」への地図

4. 香川でちょっと変わった美術館。「直島銭湯『I♥湯』」

4. 香川でちょっと変わった美術館。「直島銭湯『I♥湯』」
photo by tagirii   /   embedded from Instagram

直島銭湯「I♥湯」は美術館であり、実際にお風呂に入れる銭湯でもある施設。世界的な美術家、大竹伸朗氏が手がけたもので、その外観からして非常に個性的です!ここはどこの国なのかと混乱しそうな、全体がコラージュアートのよう。内部も面白く、浴室にある大きな象も印象的。タイルによる壁画、工夫をこらしたデザインのトイレにも注目したいところですね。

銭湯としても、荷物ロッカーや牛乳スタンドなど設備が整っています。一般客は500円で入浴ができます。直島島民は300円では入れるとのこと。地元密着型の公衆浴場としても定着しつつあるようです。香川県で美術も温泉も楽しみましょう!

■基本情報
名称:直島銭湯「I♥湯」
住所:香川県香川郡直島町2252-2
電話番号:087-892-2626(直島町観光協会)
営業時間(平日):14:00~21:00
営業時間(祝日):10:00~21:00
定休日:月曜日(※ただし、祝日の場合開館、翌日休館)

HP:http://benesse-artsite.jp/
地図:「直島銭湯『I♥湯』」への地図

5. 日本一の高さを誇る石垣!香川にある歴史的名所「丸亀城」

5. 日本一の高さを誇る石垣!香川にある歴史的名所「丸亀城」

香川県の丸亀城といえば、日本一の高さの石垣が特に有名です。丸亀城には、亀山城や蓬莱城などの異名もあります。さらに強固な石垣にちなんで、石の城とも呼ばれます。石垣は防衛力に優れるだけでなく、見た目の美しさも見事。そして日本一小さいといわれる天守もこの城の特徴です。内部に入ることも可能。天守からの眺めはまさに絶景!瀬戸大橋も見渡せるのだから見るしかありませんね。

また桜の名所としても知られていて、城の周りを囲むように植えられているソメイヨシノをはじめ、ヤエベニオオシマザクラやヤマザクラなどが1000本以上。春には花見客が多く訪れます。夜にはたくさんのボンボリが、あたたかみのある明かりで桜を照らします。桜の季節はぜひ夜もお忘れなく。

■基本情報
名称:丸亀城
住所:香川県丸亀市一番丁
電話番号:0877-22-0331(丸亀市観光協会)
営業時間:9:00~16:30
定休日:なし
アクセス:丸亀駅より徒歩10分

HP:http://www.marugame-castle.jp/
地図:「丸亀城」への地図

6. 可愛らしいマナティは必見!一日中楽しめる香川の観光地「新屋島水族館」

6. 可愛らしいマナティは必見!一日中楽しめる香川の観光地「新屋島水族館」
photo by ohnuma37   /   embedded from Instagram

新屋島水族館は、標高300mの山の上にある水族館。まず、そんなに高い所に水族館があるというだけでも驚きです!全部で80ある水槽には魚類や両生類、水棲哺乳類などが展示されています。特に大人気のアメリカマナティは必見です。ずんぐりむっくりとした可愛らしい姿。人魚と見間違うといわれるのも納得です。泳いでいるのを見るだけでも心がなごみます!

こちらではイベントも多く行われています。イルカやアシカ、アザラシによるライブが観られます。ちょっと演劇風だったりと工夫をこらした面白さもあり、観光に訪れたらぜひ見ておきたいところ。休日開催のイルカに触れる透明ボートなど、新屋島水族館でしか味わえない臨場感が魅力です。駅からシャトルバスが出ているのでアクセス面でも不便ではありません。香川観光の際には、ぜひ足を運んでみてください!

■基本情報
名称:新屋島水族館
住所:香川県高松市屋島東町1785-1
電話番号:087-841-2678
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
アクセス:屋島駅より車で10分程度

HP:http://www.new-yashima-aq.com/
地図:「新屋島水族館」への地図

7. 美しい公園で優雅な一日を。400年の歴史がある香川の観光名所「栗林公園」

7. 美しい公園で優雅な一日を。400年の歴史がある香川の観光名所「栗林公園」

ミシュランガイドでは三つ星の評価を受けている大名庭園が、こちら栗林公園(りつりんこうえん)です。400年を超える歴史ある庭園で、日本国内でも有数の特別名勝とされています。四季折々の気候や天候、時間によって様々な美しい姿が見られるのも魅力です。池と築山と、すみずみまで計算されている見事な配置です。池の鯉にエサをあげるのも楽しみのひとつ。

園内で見られる1400本以上の松は素晴らしく、専門の庭師が手を入れているもの。さらに桜の名所としても知られています。桜は毎年3月下旬ころからが見ごろとなり、ソメイヨシノなど300本以上の桜の花が見られます。ボートに乗ってお花見するのもおすすめです。さらに夜はライトアップされ、昼間とは様子の異なる幻想的な美しさが楽しめます。香川の自然を堪能しませんか?

■基本情報
名称:栗林公園
住所:香川県高松市栗林町1-20-16
電話番号:087-833-7411(香川県栗林公園観光事務所)
営業時間:ほぼ日の出から日没まで
定休日:なし
アクセス:栗林公園北口駅より徒歩5分

HP:http://www.my-kagawa.jp/
地図:「栗林公園」への地図

8. 砂地に浮かぶ巨大な芸術作品。一度は見たい「銭形砂絵」

8. 砂地に浮かぶ巨大な芸術作品。一度は見たい「銭形砂絵」

銭形砂絵は、琴平公園の砂地に描かれた巨大な砂絵です。江戸時代に使われていた「寛永通宝」を描いたもので、東西に122m、南北に90mとその大きさはかなりのもの。完全な円でないのは、琴弾山の山頂からの眺めを計算してのこと。展望台からは美しい円形の砂絵に見えるのです。

この砂絵は寛永10年(1633年)に作られたものとされています。そして現在においても、地元の団体、市民や学生の方々によって形を整えられています。こんな手の込んだものが無料で見られるというから驚きです。夕方、日が落ちると巨大な砂絵はライトアップされ、美しくファンタジックな演出も楽しめます。香川にある幻想的な観光スポットへ行ってみましょう。

■基本情報
名称:銭形砂絵
住所:香川県観音寺市有明町
アクセス:観音寺駅より車で5分

HP:https://www.city.kanonji.kagawa.jp/
地図:「銭形砂絵」への地図

9. 香川県の伝統工芸品を深く知る。「うちわの港ミュージアム」

9. 香川県の伝統工芸品を深く知る。「うちわの港ミュージアム」
photo by shektrace   /   embedded from Instagram

全国でも有数のうちわの生産地である香川県丸亀市。うちわの港ミュージアムは、その名前の通り、うちわがテーマになった文化施設です。江戸時代、人々のこんぴら参り用のお土産品として作られはじめたのが丸亀うちわ。このミュージアムでは丸亀とうちわとの関わりや歴史を学ぶことができます。今では貴重な文献などの資料が数多く展示されています。

実演コーナーでは、古くから伝わる竹骨うちわ作りが見られます。さらに自分で作れる体験教室も行われています。初心者でも大丈夫。プロによる丁寧な説明を聞くことができます。

販売コーナーでは、平柄や丸柄など、様々な柄のうちわが安価な価格からそろっています。素晴らしい伝統工芸品を実際に使ってみるのも、文化を知り後の世に伝える大切なことなのです。ぜひここ香川で体験してください。

■基本情報
名称:うちわの港ミュージアム
住所:香川県丸亀市港町307-15
電話番号:0877-24-7055
営業時間:9:30~17:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス:丸亀駅より徒歩11分

HP:http://marugameuchiwa.jp/
地図:「うちわの港ミュージアム」への地図

10. 日本の伝統的な情景を味わいながら過ごす。香川の人気観光地「四国村」

10. 日本の伝統的な情景を味わいながら過ごす。香川の人気観光地「四国村」

四国村は、江戸期から明治期くらいまでの民家がテーマの野外博物館です。古い建築や、日本の歴史に興味がある人におすすめのスポットです。敷地は広大で、四国の昔ながらの古民家がいくつも点在していて、中には国の重要文化財や重要有形民俗文化財に指定されているものもあります。季節の植物、花々も多く見られ、散策にも最適な環境です。

今世紀に入り、新たに造られた四国村ギャラリーも必見です。館内ではルノワールやピカソ、ボナールの作品や、青銅器や銅鏡、各国の出土品など幅広く展示されています。さらに古民家を利用したうどん屋さん「うどんのわら家」もおすすめです。手打ちによる本場の讃岐うどんがいただけます。伝統的な日本の風景に囲まれながらの食事を堪能しましょう。

■基本情報
名称:四国村
住所:香川県高松市屋島中町91
電話番号:087-843-3111
営業時間(4月~10月):8:30~18:00
営業時間(11月~3月):8:30~17:30
アクセス:高松駅より車で20分

HP:http://www.shikokumura.or.jp/
地図:「四国村」への地図

香川でおすすめの観光スポットを巡ろう!

香川県は、日本古来の歴史や伝統を感じさせてくれる場所。城や古民家など歴史的な建築や古くから庶民に親しまれているグルメなど、地元に根づいている文化があります。と同時に、最新の建築やアートもいたるところに点在し、それらもまた香川県独特の文化となっています。古いものと新しいもの、さらに豊かな自然が共存した、日本らしさを感じられる場所が、四国・香川県。ぜひお出かけに来てくださいね!

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
SeeingJapanの最新情報をお届けします





同じカテゴリの人気記事