定番から穴場まで!金沢で必ず行くべきおすすめな人気観光スポット10選!

日本三大名園のひとつ「兼六園」や、芸妓が行き交う花街といった観光スポットが目白押しな金沢。伝統文化を体験できるスポットも数多く存在していて、見るだけでなく体験する側面からも観光を楽しめるスポットとなっています。また玄関口でもある金沢駅にも見どころがある、まさに街そのものが観光スポットな場所です。今回はその金沢でおすすめの観光スポットを紹介します。

1. 日本三名園のひとつ!金沢でも定番観光スポット「兼六園」

1. 日本三名園のひとつ!金沢でも定番観光スポット「兼六園」

岡山の後楽園や水戸の偕楽園と並んで日本三大名園に数えられる金沢の「兼六園」は、金沢駅からバス乗車後13分程行った先にある江戸時代の回遊式大名庭園です。歴代の加賀藩主により約180年もの長い歳月をかけて造りあげられてきただけあり、回遊式だけでなく、築山式や林泉式といった他の様々な庭園手法を見ることもできます。

園内には、客人や重鎮をもてなすために使われた「蓮池庭(れんちてい)」や、かつては御殿が建ち並んだ「千歳台」などがあり、春には桜、夏にはサツキ、秋には紅葉、冬には椿と、四季折々の植物とともに人々の目を和ませています。

■基本情報
名称:兼六園
住所:石川県金沢市兼六町1番
TEL:076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)
営業時間(3月1日〜10月15日):7:00〜18:00
営業時間(10/16〜2月末日):8:00〜17:00
定休日:無休
アクセス:金沢駅より車で10分

HP:http://www.pref.ishikawa.jp/
地図:「兼六園」への地図

2. 金沢の台所。美味しいグルメを求めて「近江町市場」

2. 金沢の台所。美味しいグルメを求めて「近江町市場」

1721年に、近江の商人たちによって開かれたとされる「近江町市場」は、金沢の中鎮地にある、まさに「金沢の台所」たる市場です。2009年には、市場を含めた飲食店街「近江町いちば館」がオープン。それまで行われていなかった日曜営業も、行われるようになりました。

そんな近江町市場の楽しみは、食べ歩きグルメ。イカ焼き、焼きカキ貝、ホタテ串といった定番海鮮料理から、オレンジジュースやジェラードといったデザートまで、市場内を見て回りながら食べられるお手軽グルメが、そこかしこで売られています。金沢では必ず行ってほしい観光スポットです。

■基本情報
名称:近江町市場
住所:石川県金沢市上近江町50番地
TEL:076-231-1462(近江町市場事務所)
アクセス:金沢駅より徒歩15分

HP:http://ohmicho-ichiba.com/
地図:「近江町市場」への地図

3. かつて金沢城があった、金沢の名所でゆっくり観光を楽しむ「金沢城公園」

3. かつて金沢城があった、金沢の名所でゆっくり観光を楽しむ「金沢城公園」

江戸時代には歴代の加賀藩主が城主を務めてきた金沢城は、1583年に入城した前田利家によって、本格的な城造りがなされました。当時は、重鎮たちの屋敷も城内にあったため、こじんまりとした城であったと伝えられています。1602年の落雷で天守閣を焼失した後、天守閣の再建はされず、天守閣のない城となっています。

そんな金沢城の跡地を一般に開放したのが、「金沢城公園」です。火災に見舞われることも多かった金沢城の施設は、当時の趣そのままに残されているものもあれば、再建されたものあり、また、天守閣のように失われたままになってしまっているものもあります。ぜひゆっくりとした時間をお過ごしください。

■基本情報
名称:金沢城公園
住所:石川県金沢市丸の内1
TEL:076-234-3800(兼六園・金沢城公園管理事務所)
アクセス:金沢駅より車で10分

HP:http://www.pref.ishikawa.jp/
地図:「金沢城公園」への地図

4. 金沢の伝統工芸品”金箔”の歴史と製造工程が見れる観光地「安江金箔工芸館」

4. 金沢の伝統工芸品”金箔”の歴史と製造工程が見れる観光地「安江金箔工芸館」
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金沢の伝統工芸でもある”金箔”を展示物などを通じて知ることが出来る「安江金箔工芸館」は金沢の代表的観光スポット「ひがし茶屋町」の近くにあります。金沢では1593年より銀箔の製造を行っており、金箔の製造が始まったのはその後になります。いつ頃から金箔の製造が行われていたのかははっきりしませんが、この時代には既に金箔の製造が行われていたと伝えられています。

「安江金箔工芸館」では、そうした金沢の金箔を使用した品々だけでなく、その製造工程を見学することも出来ます。一般的な観光スポットと異なる産業観光スポット「安江金箔工芸館」で、ぜひとも金沢の文化と産業に触れてみてください。

■基本情報
名称:安江金箔工芸館
住所:石川県金沢市東山1-3-10
TEL:076-251-8950
営業時間:9:30〜17:00
定休日:年末年始
アクセス:橋場町バス停より徒歩3分

HP:http://www.kanazawa-museum.jp/
地図:「安江金箔工芸館」への地図

5. 展示だけでなく、体験もできる観光スポット「金沢卯辰山工芸工房」

5. 展示だけでなく、体験もできる観光スポット「金沢卯辰山工芸工房」
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金沢ゆかりの工芸品の展示品の閲覧や体験が出来る「金沢卯辰山工芸工房」では、陶芸、漆芸、染め物、金工、ガラス細工と様々なジャンルを取り扱っています。人材育成にも力を入れていて、工芸技術や造形感覚などを学ぶこともできます。

こうした伝統工芸を気軽に体験してみたい人のための「市民工房」が定期的に開催されていて、予約が必要ですが、市民以外の人でも参加可能となっています。但しスケジュールに全日参加出来ることが条件となっているので、観光で参加したい場合は、スケジュールの確認が必須です。ぜひ金沢の代表的な工芸品に触れてみましょう。

■基本情報
名称:金沢卯辰山工芸工房
住所:石川県金沢市卯辰町ト10
TEL:076-251-7286
営業時間:9:00~17:00
定休日:火曜日・年末年始
入場料:一般300円 / 65歳以上200円 / 高校生以下無料
アクセス:金沢駅より車で約10分

HP:http://www.utatsu-kogei.gr.jp/
地図:「金沢卯辰山工芸工房」への地図

6. 金沢の茶屋街の中では最高級!観光ではぜひとも行きたい「ひがし茶屋街」

6. 金沢の茶屋街の中では最高級!観光ではぜひとも行きたい「ひがし茶屋街」

重要伝統的建造物群保存区域に指定されている「ひがし茶屋街」は、金沢の街に3つある茶屋街の中でも、最も格式が高いとされている茶屋街です。加賀藩の時代、1820年に茶屋を集めて花街としたのが由来となっていて、現在でも夜にはお茶屋で芸妓の芸を見ることができます。

茶屋街の中には休憩所もあり、ゆっくりと周辺地域を観光することが可能。黒瓦の屋根に、木虫籠(きむすこ)と呼ばれる格子の建物が建ち並ぶ街並みは、当時の風情を今に伝えて止みません。ぜひ足を運んでほしい観光スポットです。

■基本情報
名称:ひがし茶屋街
住所:石川県金沢市東山1
TEL:076-220-2469(文化財保護課)
アクセス:金沢駅より車で10分

地図:「ひがし茶屋街」への地図

7. 人の息吹が感じられる金沢の観光スポット「長町武家屋敷跡」

7. 人の息吹が感じられる金沢の観光スポット「長町武家屋敷跡」

金沢城の西にある「長町武家屋敷跡」は、加賀藩の藩政時代に執政を執り行っていた長氏が住んでいたとされる屋敷の数々の跡地になります。当時の面影そのままに残された建物の数々には、現役で人が住んでいるものも数多くあり、人の息吹を感じられる観光スポットです。冬になると土塀に雪がつくのを避けるために「薦掛け」が行われ、それがまた長町の風情を増すと評判です。

その中にあって、内部を観光できるスポットが「武者屋敷野村家」です。奉行職を務めてきた野村伝兵衛信貞の屋敷を公開しているもので、当時ならではの武者屋敷の格式と伝統を直に感じることが出来ます。歴史好きの人には特におすすめですよ。

■基本情報
名称:長町武家屋敷跡
住所:石川県金沢市長町
TEL:076-232-5555
アクセス:香林坊バス停より徒歩5分

地図:「長町武家屋敷跡」への地図

8. 着付けや染め物体験できる金沢の観光地「加賀友禅会館」

8. 着付けや染め物体験できる金沢の観光地「加賀友禅会館」
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「加賀友禅伝統産業会館」では、石川を代表する伝統工芸である加賀友禅を扱っています。職人の技を駆使して作られた鮮やかな加賀友禅を見るだけでなく、実際に着てみたり、作ってみたりすることも可能。

また、作業工程をパネル展示するなど、完成品だけでなく、製造工程を知ることもできます。加賀友禅を作ったり、着たりするだけでなく、購入も出来るので、これらの体験プログラムを通じて気に入ったら、購入してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、通常この手の体験プログラムは予約が必要ですが、ハンカチ染体験プログラムは、随時開催で予約不要。有料ではありますが、貴重な機会ですので、ぜひとも体験してみてください。

■基本情報
名称:加賀友禅会館
住所:石川県金沢市小将町8番8号
TEL:076-224-5511
営業時間:9:00〜17:00
入場料:大人310円 / 小人210円
定休日:水曜日・年末年始
アクセス:金沢駅より車で12分

地図:「加賀友禅会館」への地図

9. 難解な現代アートをわかりやすく展示「金沢21世紀美術館」

9. 難解な現代アートをわかりやすく展示「金沢21世紀美術館」
photo by sanalorelei   /   embedded from Instagram

難解とも言われる現代アートをわかりやすい形で展示している「金沢21世紀美術館」は、無料で利用できる交流ゾーンと、入場にお金がかかる展覧会ゾーンに分かれています。交流ゾーンと展覧会ゾーンを挟む形で存在する作品もあるため、どちらも見ておくと、より楽しめる造りになっています。

内部には、石川を代表する伝統工芸品、加賀友禅の模様から着想を得て作られた幅27メートルの壁画「市民ギャラリー」や、朝から夜まで変化し続ける雲や空を眺められる「ブルー・プラネット・スカイ」など、様々な現代アートが展示されています。兼六園と金沢市役所に挟まれている場所柄、兼六園への行き帰りに利用すると、充実した観光になるのではないでしょうか。

■基本情報
名称:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1丁目2番1号
TEL:076-220-2800
営業時間(交流ゾーン):9:00〜22:00
営業時間(展覧会ゾーン):10:00〜18:00 ※金土は20:00まで
定休日:月曜日
アクセス:金沢駅より車で10分

HP:http://www.kanazawa21.jp/
地図:「金沢21世紀美術館」への地図

10. 巨大な鼓門ともてなしドームが必見!観光のスタート地点「金沢駅」

10. 巨大な鼓門ともてなしドームが必見!観光のスタート地点「金沢駅」

様々な伝統文化が根付く金沢において隠れた名所でもあるのが「金沢駅」です。その美しさは、アメリカの旅行雑誌で「世界で最も美しい駅」に選出されたほど。東口を出て直ぐの場所にある巨大なガラス張りのアーチは、雨に濡れた人に傘を差しだすイメージで作られた「もてなしドーム」。使用されたアルミフレームはなんと600本!ライトアップされることでより幻想的な雰囲気を醸し出す造りとなっています。

その先にあるのが「鼓門」。石川の伝統芸能である能楽の加賀宝生で使われる鼓をイメージして作られた螺旋状の二本の柱に支えられたアーチとなっています。何気なく通り過ぎてしまう駅にも、見どころのある金沢駅。他の観光スポットに行く前に、その魅力をたっぷり堪能しておきましょう。

■基本情報
名称:金沢駅
住所:石川県金沢市木ノ新保町1番1号
TEL:076-220-2321(土木局 道路管理課)

地図:「金沢駅」への地図

金沢の観光スポットを満喫しよう!

いかがでしたでしょうか?今回は石川県の金沢市へお出かけの際にぜひとも行ってほしいおすすめの観光スポットを10選ご紹介しました。今回紹介したスポットはどこも有名で人気な場所なので、ぜひとも一度行ってほしいです。また金沢には北陸地方ならではなのご当地グルメもたくさんありますので、金沢へご旅行の際には、あわせてお楽しみくださいね!

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