日本の春といえば桜！雄大な自然景観が魅力な富山県の桜の名所１０選！

富山県は北陸地方に位置し、“パノラマ　キトキト　富山に来られ”を県のキャッチフレーズにする程、１年を通して雄大な自然景観が楽しめるスポットが多くあるのが魅力です。今回はそんな美しい自然景観の中に映える、春の日本の風物詩「桜」のおすすめスポット１０選を紹介します。

桜トンネルを通る遊覧船でゆったりと。さくらの名所「松川公園」

ＪＲ富山駅より徒歩10分と市内の中心部にあるのが「松川公園」。松川に沿って細長く広る公園で県関係の作家の彫刻が設置されている公園です。県内では有名な桜の名所であると共に“さくらの名所100選”にも選ばれている程の桜の絶景スポットです。公園内には約500本ものソメイヨシノが植えられており、その桜は公園内を流れる川沿いに咲き並び桜のトンネルを作っています。お花見シーズンになると、川には“お花見遊覧船”が運航しています。地上から見る桜もいいですが、遊覧船に乗り水上から桜並木のトンネルを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしてみるのも素敵ですね。

桜並木から見える富山の自然景観が堪能できる「宮野運動公園」

富山地方鉄道舌山駅から徒歩20分のところにあるのが「宮野運動公園」。黒部市の郊外の小高いところに位置しています。陸上競技場や野球場、体育館など様々なスポーツが楽しめる施設がある他、アスレチックやローラー滑り台のある広場など、子どもから大人まで楽しめるスポットです。公園内には約800本の桜が植えられ桜並木を作り桜を見に訪れる人々を出迎えてくれます。平地よりも小高い場所にあるため、桜並木を通りながら富山県の名所である黒部川扇状地や黒部湾などの自然景観と一緒に桜を楽しむことができます。夜には桜がライトアップされ、昼間とは違った姿を見せてくれます。

山と水の自然景観が同時に楽しめる桜スポット！「庄川水記念公園」

砺波ICから車で約15分にあるのが「庄川水記念公園」。庄川沿いにあり、伝統工芸や文化を体験できる施設が併設されており、地域の憩いと交流の場となっています。水と緑に囲まれた園内は春の桜～秋の紅葉や冬の景色など四季折々の美しい自然の姿を楽しめます。園内には川沿いの道を中心に桜並木が広がっています。桜はソメイヨシノの他、日本海側では珍しいエドヒガンなど、様々な種類の桜が楽しめる桜スポットとなっています。また全国でも少ない“山”“川”“桜”を一緒に楽しる場所であるため、富山の特徴であるの雄大な自然と桜一緒に堪能できるの場所であるのがおすすめです。

約３００ｍの桜のトンネル、池に映る逆さ桜！「富山県中央植物園」

「富山県中央植物園」は最寄りの速星駅より徒歩30分のところにあります。富山駅や速星駅からバスが出ていますので利用することをお勧めします。植物園ということもあり、全国有数の4,900種の植物を展示・紹介しています。園内の桜は約120種類、約490本あり、様々な種類のサクラが1ヶ月以上楽しめる珍しいスポットです。ここの見どころは中央のプロムナード沿いに植えられた長さ300ｍにわたるソメイヨシノの桜のトンネル。背景に広がる来たアルプスと桜のコラボレーションは絶景です。夜にはライトアップされたサクラが園内の池に映る「逆さ桜」と呼ばれる幻想的な姿を見ることができ、昼間とは違った姿で訪れる人を楽しませてくれます。

約6000本の八重桜が楽しめるスポット「倶利伽羅県定公園」

日本三大不動のひとつ倶利迦羅不動寺がある「倶利伽羅県定公園」。平維盛歴史探訪源氏と平家が興亡の明暗を分けた倶利伽羅合戦の舞台となった場所で、歴史国道に選定されています。合戦の際に、戦法として使われた“火牛”の像があり歴史と一緒に景観を楽しむことができます。ここでは例年4月下旬～5月中旬にかけて6000本の八重桜が楽しめます。桜餅のような濃いピンク色の桜は、ソメイヨシノとは違った色鮮やかな桜並木を作り、火牛を見ながら歴史の情景を感じさせてくれるのではないでしょうか。春には桜祭りも開催され、期間中は200個の提灯による八重桜のライトアップもあり夜桜も楽しめるスポットです。

ピンク色にライトアップされた幻想的な桜！「富岩運河環水公園」

富山駅から徒歩9分で行けるのが「富岩運河環水公園」。とやま都市ＭＩＲＡＩ計画のシンボルゾーンとして、自然と富岩運河など水辺空間に親しむ場として設置されています。公園の名前にも入っている“環水”とは豊かな水を通したつながりの循環を表現しているそうです。ここではソメイヨシノを中心にコシノヒガンやジュウガツザクラなど様々な桜を見ることができます。豊かな水の流れるか座沿いに植えられた桜並木は、昼間は運河や立山連峰の景観など雄大な自然を感じさせますが、夜になるとピンク色にライトアップされ桜本来の姿とは違った幻想的な姿が見れます。また運河ではお花見ナイトクルージングが運航され、水辺の光と桜のコラボレーションを楽しめます。

樹齢約420年の一本桜！「明日（あけび）の大桜」

明日山 法福寺は富山県黒部市にあるお寺で、創建は806年と伝えられていますここで行われる「明日稚児舞あけびちごまい」は国指定重要無形民俗文化財に指定されています。このお寺にあるのが「明日（あけび）の大桜」。樹齢420年あまりのエドヒガンザクラという種類の桜の一本桜で、富山県の天然記念物に指定されています。この桜の魅力はなんといってもその大きさ！幹回り5m、樹高13m、15m四方に枝が伸びているとても大きな老樹です。桜並木で多くの桜を見るのも素敵ですが、大きく広がった枝々が力強く伸びている一本桜の姿も趣を感じられるのではないでしょうか。

映画のロケ地にもなった！「千保川沿いの桜並木」

あいの風高岡駅より徒歩10分で見れるのが、桜の名所としても知られる「千保川沿いの桜並木」。映画のロケ地としても使用されており、桜の景観がゆっくりと楽しめる憩いのスポットとなっています。川沿いの整備された遊歩道を歩けば、頭上を包み込むように大きく広がった桜の枝々が川沿いに垂れ、約４㎞にわたる桜のトンネルを作っています。豊かな千保川の水流を眺めながら通る桜並木は、忙しい日常生活を忘れてゆっくりをした時間を与え、訪れた人々の心を癒してくれるのではないでしょうか。

開花時期が異なる75本の桜が楽しめる！「前沢ガーデン桜花園」

あいの風とやま鉄道黒部駅より車で約10分にあるのが「前沢ガーデン桜花園」。ここはファスナーで有名なYKK株式会社が黒部市桜の1万本植樹運動に賛同し、地域貢献活動としてオープンさせた施設です。園内には、黒部由来の自生種ヤマザクラやエドヒガンを中心に、シダレザクラほか、開花時期が異なる75本の桜が植樹され桜の違った種類の桜を長い期間楽しめるようになっています。また桜と一緒に立山連峰を望む黒部の自然景観を感じられるように、園内の作りも工夫されており、雄大な黒部の山々を背景に様々な角度から桜を楽しむことができます。

水辺に映る桜の絶景が広がる桜の名所！「高岡古城公園」

あいの風とやま鉄道高岡駅より徒歩15分にあるのが「高岡古城公園」。市民の憩いの場を目的に、高岡城の城跡を整備されて作られた公園です。ここではソメイヨシノを中心に、タカオカコシノヒガンザクラ、エドヒガン、オオシマザクラ、ヤマザクラなど18種約1800本の桜が咲き乱れ、日本さくら名所100選にも選ばれています。どの入り口から入っても見応えありますが、特に駐春橋からの堀にかかる桜は趣のある美しい姿です。公園面積の約3割が水濠で、その水面に映る桜も見どころです。遊覧船が運航されており、水面に垂れさがるように咲く桜の姿を水上からも見るのもいいのではないでしょうか。

まとめ

今回は富山県の豊かな自然景観と桜を楽しめるおすすめスポットを紹介しました。全国にはたくさんの桜の名所があります。同じ桜でもその地域の特徴や良さを活かした楽しみ方をすることで、日本の風物詩「桜」の魅力が広がっていくように感じますね。皆さんもぜひ色々な「桜」を楽しんでみてください！