函館市民の誇り!人気の観光名所「旧函館区公会堂」の魅力を徹底解説!

函館は、太平洋と日本海を結ぶ津軽海峡に面すその独特な地形によって天然の良港として長い間、交通の要所として重要な位置を占めていました。1859年、江戸時代末期にアメリカ合衆国のペリー来航によりいち早く開港されてからは、アメリカ、ロシア、イギリスなどの領事館が建設され、多くの外国籍の人が住み始めました。明治時代に入ると函館は海外との貿易港としても北洋漁業や造船業の拠点としても大変活気づいていき、ますます発展していきました。その建築群の中でもひときわ堂々としている建物が今回ご紹介する旧函館区公会堂です。今回は旧函館区公会堂の成り立ち、見所、などを簡単にご紹介していこうと思います。


旧函館区公会堂

旧函館区公会堂

1907年の函館を襲った大火により市民の町会所(公民館)が大火によって消失したことから、当時函館の実業家で財をなしていた相馬哲平を中心に、市民の有志からの募金で市民のための集会所を再建されたのが、この旧函館区公会堂です。

外観は、シンメトリーのアメリカ、コロニアルスタイル。ブルーグレーとイエローの色が特徴的な美しい外壁は大変美しく印象的です。左右対称のポーチに、回廊で結ぶ中央にベランダ。屋根は桟瓦葺きで屋根窓。ポーチの装飾には唐草模様、玄関や回廊を支えるコリント式の円柱の柱頭に洋風の装飾を施してあります。外国人の指導を受けずに日本の大工が観察眼のみに頼りつくった為、随所に和の装飾や技法がちりばめられているのが特徴です。

旧函館区公会堂は商工会議所、集会所としての役割を期待されていましたが、その後、1911年に皇太子(後の大正天皇)が宿泊されることになり、改築された部屋の家具や調度品、壁紙やシャンデリアなどは大変豪華な装飾で目を惹きつけられます。

2階の大広間は400㎡の広さで、柱1本もない空間には豪華なシャンデリア。ここで当時は音楽会、舞踏会、市民の集いなどが行われました。

今でもコンサートやイベントが行われており、なんと水曜土曜は無料のコンサートが行われています。当時の社交場に思いをはせ、優雅なひとときを過ごすことができます。(水曜日にはクラシックの「プロムナードコンサート」、土日は多彩な「公会堂コンサート」冬期休止、要スケージュール確認)

大広間からバルコニーにでると基坂目下に赤レンガ倉庫や函館市街、函館湾を一望できる素晴らしい眺めが広がります。これぞ函館というビュースポットですので、ぜひ写真撮影をお楽しみください。

3月~12月には、豪華なロングドレスなどを着用できる「ハイカラ衣裳館」が営業しています。衣裳1着につき、レンタル料は20分、1000円。ヘアメイク(ティアラなどの使用)は1000円。館内を自由に動き回ることができ、写真撮影も自由ですので、大広間やバルコニーで好きなだけ写真をとることができます。

その他館内にはお土産店も併設されており、函館グッズはもちろんのこと、公会堂のミニチュアや、レトロ雑貨など、歴史を感じさせる華やかな雑貨類が揃っていますので是非お立ち寄りください。

■基本情報
名称:旧函館区公会堂
住所:北海道函館市元町11-13
TEL:0138-22-1001
アクセス:末広町駅より徒歩7分
料金:一般300円 / 学生・生徒・児童150円

http://www.zaidan-hakodate.com
地図:「旧函館区公会堂」への地図

基坂周辺

基坂周辺

旧函館区公会堂は、函館山のふもとにある「基坂」の坂をのぼりきった元町公園に位置します。「 基坂」は、函館から札幌へ向かう函館本道の起点で、里数を計る元標が建てられたことからその名がついた函館では有名な坂の1つでした。

市電を通る道から「 基坂」を上り旧函館区公会堂に行く周辺にも見所スポットがあるので簡単にご紹介していきたいと思います。

相馬株式会社函館本社

相馬株式会社函館本社
photo by caocao_ooo   /   embedded from Instagram

市電「末広町」電停下車市電通りを基坂方向へ歩いていくと交差点の北西角に建つのが相馬株式会社函館本社です。こちらは旧函館区公会堂を建築する際に大部分の寄付をした実業家、相馬哲平の事務所として使われていた建物です。ルネサンス様式のモスグリーンの大変美しい外観が特徴的なこの洋館。現在も社屋として使われているために内部は残念ながら見学不可となっていますが、街の雰囲気づくりの一端を担っています。

■基本情報
名称:相馬株式会社函館本社 ※外観のみ見学可
住所:北海道函館市大町9-1
TEL:0138-23-8351
アクセス:末広町駅より徒歩2分

http://soma-kk.jp
地図:「相馬株式会社函館本社」への地図

函館市旧イギリス領事館

函館市旧イギリス領事館

函館が幕末に国際貿易港として開港してからアメリカ、ロシアに次いで函館では3番目に開設された領事館がイギリス領事館でした。何度かの移転の後にこの場所に1913年に建てられ1934年に閉鎖されるまで領事館として使用されていました。

現在は開港の歴史を伝えるミュージアムや当時の領事官の内部を再現してある部屋などの展示、2階には本格的なアフタヌーンティーが楽しめるティールームなどがあります。6月ごろになると庭にはバラが咲き誇り、無料のコンサートなどのイベントも開かれていますので、是非ご鑑賞ください。

■基本情報
名称:函館市旧イギリス領事館
住所:北海道函館市元町33-14
TEL:0138-27-8159
アクセス:末広町駅より徒歩5分

http://www.hakodate-kankou.com
地図:「函館市旧イギリス領事館」への地図

旧相馬邸

旧相馬邸
photo by somachikako   /   embedded from Instagram

旧函館区公会堂のある元町公園に隣接するのがこちらの旧相馬邸。旧函館区公会堂を建設したときに多額の寄付を行った実業家、相馬哲平の私宅だったところです。数年前まで子孫の方が居住されておられましたが、近年一般公開されることになりました。

相馬哲平は新潟生まれの函館で商売を起こした実業家ですが、旧函館区公会堂への寄付や、函館の公共事業や慈善事業に巨額寄付をして函館の市民のために大変な貢献をしました。和洋折衷の住宅には当時の贅を尽くした豪華な内装がほどこされており、感嘆するばかりです。

■基本情報
名称:旧相馬邸 
住所:北海道函館市元町33-2
TEL:0138-26-1560
営業時間:9:30~17:00(4~11月) ※冬季休館
休館日:木曜日
アクセス:末広町駅より徒歩5分

http://www.soumatei.com
地図:「旧相馬邸」への地図

函館市民の誇り「旧函館区公会堂」を探索しよう!

いかがでしたでしょうか?今回は北海道の函館にある旧函館区公会堂の魅力とおすすめポイントをご紹介しました。開国以来、函館の行政の一端の中心地として栄えていた基坂周辺地区は、今では道路も良く整備され歩きやすく、函館随一の観光の中心地となっています。ぜひ歴史の息吹を感じ、異国情緒を感じる街並みをゆっくり散策してみてください。




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