親子で楽しい散歩へ!読書や自然を満喫できる京都御苑の魅力スポット4選!

「京都御苑」は、親子の散歩におすすめです。言わずと知れた天皇が住んでいた京都御所の周りの公園部分が「京都御苑」となっています。その広さは約65ヘクタール!広い敷地内には、子どもが楽しめる読書スポットや、花などの自然を満喫できるスペースがあります。そこで今回は、親子で楽しい散歩ができる「京都御苑」の魅力を紹介しましょう。

森の文庫で自然に囲まれて読書を楽しむ

森の中で読書ができます。「京都御苑」は自然豊かなスポット。自然と触れ合える「母と子の森」と呼ばれるスポットには、森の中に小さな図書館があります。それが、「森の文庫」です。「森の文庫」には主に子ども向けの本、鳥や植物の図鑑を手に取れます。近くにはベンチとテーブルもあるため、自然の中でゆっくりと読書タイムを満喫できますよ。「森の文庫」は4月1日~11月30日の9時~16時の期間のみオープン。雨の日は、本が傷んでしまうため、閉鎖となります。

「母と子の森」では、バードバスと呼ばれる人工の水たまりがあります。人工の水たまりに鳥たちが水浴びや水を飲みに訪れますよ。「京都御苑」では、100種類以上の野鳥の姿が記録されており、言わば野鳥の天国です。「森の文庫」で鳥の図鑑を見て、バードバスでいろいろな野鳥と出会う楽しさを子どもに体験させてみてはいかがでしょうか。

出水の小川で水と花を満喫する

子どもに水と触れ合える機会を作りませんか。「京都御苑」では、「出水の小川」と呼ばれるスポットがあり、夏には水遊びする子どもが多く見られます。約100メートルの小川は地下からくみ上げた井戸水でできています。深さは数センチなので、安心して子どもが遊べるのもおすすめポイント。水辺にはいろいろな動植物が見られるため、子どもはキラキラとした目で遊びに精を出します。

「出水の小川」では、早咲きのしだれ桜があり花見も楽しめます。近くには梅林と桃林まであるのです。紅白の梅の花は、華やかな気分にしてくれるでしょう。梅の見頃は、2月中旬~3月中旬ごろ。約70本もの桃の木が咲き誇る姿は、心を彩る美しさがあります。桃の花の見頃は3月中旬~4月上旬ごろで、梅と入れ替わりで見頃となります。ぜひ、子どもと和気あいあいと楽しんでみてください。

宗像神社で四季の自然を愛でる

「京都御苑」には神社まであります。そちらが「宗像神社」。「宗像神社」の主祭神は多紀理比売命と多岐津比売命、そして市岐嶋比売命の宗像三女神です。人が歩む道や文化、芸能、さらには交通、産業の安全繁栄の守護神とされています。ご利益をいただきたい人は足を運んでみてはいかがでしょうか。

「宗像神社」では、四季の自然を観賞できます。春には彼岸桜、ソメイヨシノ、しだれ桜、さらには黄桜と山桜とさまざまな桜が咲き誇ります。夏は鮮やかな緑、秋は燃えるような紅葉が見られ、冬にはスイセンの花が目を楽しませてくれます。10月~12月にはカリンの実が枝いっぱいに実る姿を鑑賞できますよ。四季を感じる散歩をしたい人は、「宗像神社」まで足を運んでみてください。

基本情報
名所:京都御苑
住所:京都府京都市上京区京都御苑3
HP:https://fng.or.jp/kyoto/

自然と建築美がある京都御所を散歩

かつて天皇が住んでいた「京都御所」は言わずと知れた名所です。「京都御所」は、桓武天皇が794年に平安京に都を移したことが始まりとされています。現在の「京都御所」は、1331年に光厳天皇が即位されてから1869年に明治天皇が東京に移るまでの約500年もの間、天皇の住まいとして使われていました。

「京都御所」は、何度も火災に見舞われました。その度に再建して、現在の建物の多くは1855年に再建したものです。そのような「京都御所」の紫宸殿(ししんでん)は、見るべき建物です。最重要の儀式が執り行われてきた最も格式の高い建物で、平安時代の建築様式が生きる建築美は見ていて楽しいですよ。高床式で入母屋造りの檜皮葺の建物は、歴史と重厚感を感じます。

また、御池庭と御内庭は散歩におすすめ。池を中心とした回遊式庭園の御池庭は、池の水面に映る木々が美しいでしょう。御内庭の紅葉は必見です。秋は親子で散歩に来たくなりますよ。

基本情報
名所:京都御所
住所:京都府京都市上京区京都御苑内
HP:https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html

まとめ

親子の散歩におすすめの「京都御苑」の魅力は知っていただけましたか。「森の文庫」はまるでジブリの世界に入ったような気分にさせてくれます。「京都御所」は以前、訪れるのに事前申し込みが必要でしたが、現在は通年開放されています。気楽に散歩に行けるため、おすすめです。それでは、広々とした「京都御苑」で親子の散歩を存分にお楽しみください。

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