はじめての方におすすめ!京都の嵯峨・嵐山の観光を満喫するコース初級編

京都を代表する観光地の一つである嵯峨・嵐山。秋の紅葉が特に有名です。そんな嵐山の楽しみ方は様々ですが、今回は初めて嵐山に行かれる方のために、まずはここを押さえて欲しい、嵯峨嵐山観光情報をお届けします。

1. そもそもに嵯峨・嵐山とは

そもそもに嵯峨・嵐山とは

嵯峨・嵐山といえば11月後半からの紅葉や渡月橋から見る川と景色がとても有名ですが、一体どのような場所なのでしょうか。京都市の西側に位置する嵐山は、平安時代から知られる景勝地。その昔、貴族が別荘を構え、季節の移り変わりを楽しんだ、と言われる場所です。今でも当時を思い起こさせる景色がそこにはあり、当時から変わらない建物と景色に圧倒されます。

春は桜、夏は新緑と鵜飼、秋は紅葉、冬は花灯篭など一年を通して様々な行事が行われています。また、「小倉百人一首」の「小倉」とはここにある「小倉山」のことで、百人一首はここで編纂されました。このように嵐山はその圧倒的な景色だけでなく、日本の歴史や文化と深く関わりのある場所でもあります。

2. 嵯峨・嵐山へのアクセスについて

嵯峨・嵐山へのアクセスについて

嵯峨・嵐山の最寄り駅は3つです。
・JR山陰本線 嵯峨嵐山駅
・阪急嵐山駅
・京福電鉄嵐山本線(以下嵐電)嵐山駅

それぞれ列車が違うため、出発地点によって乗り分けるのが便利です。この記事では京都駅からのルート、京都市の中心地である四条河原町からの2通りと嵐電について説明します。実はバスでいく方法とありますが、京都の中心地から離れている嵐山はバスだと50分近くかかりますのであまりオススメはできません。

①JR京都駅からのアクセス

JR京都駅→JR嵯峨嵐山駅(JR山陰本線)
 :所要時間12~17分
 :料金240円
 :駅から渡月橋まで、徒歩15分

②四条河原町からのアクセス

阪急河原町駅→阪急桂駅→阪急嵐山駅(阪急嵐山線、乗り換え1回)
 :所要時間20分
 :料金220円
 :駅から渡月橋まで、徒歩5分

③嵐電を使ったアクセス

嵐電とは四条大宮という駅から嵐山までを走る路面電車です。
中心地ではなく、金閣寺や龍安寺方面から嵐山に来る場合、嵐電を検討してみて下さい。
嵐山までの所要時間は最大20分、渡月橋まで徒歩5分の嵐山の中心地に到着します。

3. はじめての方におすすめ!嵯峨・嵐山の観光コース初級編

ここでは嵐山初級者の方のために、一度は訪れて欲しい王道の嵐山をご紹介します。

①駅に着いたらまずは「渡月橋」を目指そう!

①駅に着いたらまずは「渡月橋」を目指そう!

嵐山のシンボルとも言える「渡月橋」。まさにこれぞ嵐山、というその景色をまずは見に行きましょう。渡月橋を境に川の上流側(山側)に流れる川は大堰川、下流側は桂川と呼ばれ、大堰川方面は景観保護区として当時と変わらない景色を残しています。鎌倉時代、亀山上皇という人が「くまなき月の渡るに似る」(曇りない月が橋を渡っているようだ)と言ったことから「渡月橋」という名前になったのだとか。今も変わらない美しい景色を堪能してみてください。

②渡月橋を南側に渡って、「嵐山モンキーパークいわたやま」へ

②渡月橋を南側に渡って、「嵐山モンキーパークいわたやま」へ
photo by chiow_chiow   /   embedded from Instagram

嵐山で外国人から密かに大人気のスポット、「嵐山モンキーパークいわたやま」。渡月橋を南にわたり川沿いの小道に入ってすぐに入口があります。入り口からなだらかなハイキングコースを20分登ればそこは猿の都。園内では猿にエサをあげたり、綺麗な景色を楽しむことができます。

■基本情報
名称:嵐山モンキーパークいわたやま
住所:京都市西京区嵐山元録山町8
営業日:無休
営業時間:9:00〜17:00(冬季は16:00まで)
料金:大人550円、子供250円

③疲れた足は駅の足湯で癒そう

③疲れた足は駅の足湯で癒そう
photo by ls2u   /   embedded from Instagram

軽いハイキングの後は、もう一度橋を北側に渡えいお土産物店を見ながら嵐電の嵐山駅へ。
実はこの駅の中には隠れた足湯があります。この駅には改札がないため、電車に乗らない人でも利用できます。

■基本情報
名称:嵐山駅 足湯
住所:嵐電嵐山本線嵐山駅構内
営業日:無休
営業時間:9:00~19:30 (閉館20:00)
料金:150円(タオル付)

④世界遺産の天龍寺へ

④世界遺産の天龍寺へ

嵐山にある世界遺産天龍寺。秋には紅葉の名所として知られる槽源池庭園や、日本画家、加山又造によって天井いっぱいに書かれた雲龍図が有名です。雲龍図は公開日が毎年決まっているため、行く前にチェックすることを忘れずに!

■基本情報
名称:天龍寺
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
営業日:無休
営業時間:8:30~17:30
料金(庭園):高校生以上500円、小・中学生300円
料金(雲龍図):500円

⑤竹林の小径を散策しよう

⑤竹林の小径を散策しよう

天龍寺を通り過ぎて5分ほど歩けば竹林の小径に行くことができます。1000年間もの間、日本人に愛され続けたこの小径は今も人々に大切に守られています。日陰なので夏はひんやりと涼しく、冬には夜にライトアップされ一層美しいです。竹林の中には小さな雑貨屋さんや美術館があり、どこまでも続く竹林を迷子になりながら出会ったお店に入るなんて楽しみも。

4. 歩きたくな人にオススメ移動手段

歩きたくな人にオススメ移動手段

嵐山はそのほとんどが徒歩圏内にありますが、効率よく回りたい方にはレンタサイクルや人力車を使うのもオススメ。レンタサイクルは阪急嵐山駅の前のものが安くて便利ですし、人力車であればコストは多少かかりますが、名所を効率よく回ってくれ、お兄さんの観光案内付き、風情もあります。(車夫さんは英語が喋れる方もいます。)

■基本情報
名称:阪急レンタサイクル嵐山
住所:京都市西京区嵐山西一川町
料金:【土日・祝・11月】1日900円
料金:【平日】2時間まで500円、4時間まで700円、それ以上で900円
■基本情報
名称:人力車 えびす屋京都嵐山総本店
場所:渡月橋北側付近に車夫さんが立っているので声をかける
料金:コースや人数によってプラン多数あり

5. 外国人は知っておいて!嵐山で外貨両替できる場所

外国人は知っておいて!嵐山で外貨両替できる場所

最近はクレジットカードを使えるお店が増えてきましたが、京都の小さな商店は現金のみのお店も多いです。せっかく欲しいものを見つけたのに油断していて日本円を持っていなかったあなた、安心してください。嵐山には両替をできるお土産屋さんがあるんです。
天龍寺のすぐ側、「京都・嵐山 洛楽」店内に両替をできる機械が設置されています。困った時の駆け込み寺として利用してみてください。

■基本情報
場所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-18
営業時間:9:00〜18:00

嵐山にはまだまだ紹介したいところがいっぱい!

今回は嵐山初級と題して、まずは行くべき場所をご案内しました。
でもまだまだ嵐山は見所いっぱい。
もっともっと嵐山を楽しみたい方は嵐山中級編、上級編も合わせてご覧下さい。

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
SeeingJapanの最新情報をお届けします





関連記事

嵐山をもっと深く知る!中級者のための嵐山観光のおすすめの楽しみ方!

玄人向け!グルメから観光まで知る人ぞ知る京都の嵐山の隠れ名所まとめ!

同じカテゴリの人気記事