京都が誇る世界文化遺産!徳川家が築いた二条城の観光の見どころはここ!

二条城は元々徳川家が築いたのですが、江戸時代から明治時代に移る際に天皇家へと空け渡されました。城内では江戸時代と明治時代の両方の要素を垣間見ることができます。華麗な装飾や鴬張りの廊下などを楽しみながら、美と権力の結びつきを感じてみましょう!

二条城について

二条城について

二条城は元々、徳川家康が征夷大将軍の宣下を受けるに際し、その居館として築かれたものでした。築城以後、二条城は主として徳川幕府の儀典の場として利用されました。その後、二条城は衰退の一途を辿りますが、徳川幕府の最後の将軍、徳川慶喜が大政奉還を行うときに再び歴史の表舞台へと登場します。くしくも二条城は、徳川幕府の誕生と終焉、両方の舞台となったのです。

観光スポットとしては、小堀遠州が改造し、築城当時から存していたものと推定される江戸時代の代表的な庭園である二の丸庭園や、書院造の典型とされる二の丸御殿、歩いたときに鴬の鳴き声が聞こえる鴬張りの廊下などが有名です。

二条城の観光の見どころはここ!

京都が誇る世界文化遺産の二条城。その観光のための見どころをご紹介してまいります。せっかく行くなら、二条城を骨の髄まで堪能しましょう!

唐門

唐門

金が贅沢に使われ、鶴、花と蝶々が外側の羽目板に彫られており、徳川家の権力を示しています。中国のスタイルの門のため、唐門と呼ばれています。上のほうには菊のご紋を見ることができます。

鴬張りの廊下

鴬張りの廊下
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人間が歩くと床がきしみ、鴬の鳴き声のような音が聞こえるのが鴬張りの廊下と呼ばれている廊下です。この廊下は歩くときに出る音により、侵入者を発見できる仕組みになっているのです。床を踏むと、床の下の留め金との間に摩擦が生じ、留め金が床をきしませることによって音を生じさせています。

大広間

大広間
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大広間は1867年に徳川幕府最後の将軍徳川慶喜が諸大名を集め、大政奉還を発表した場所です。将軍の権力を誇示するために、最も豪華に装飾されています。装飾した扉、格天井、二重折り上げ格天井、廊下に沿った付け書院と、多くの見どころがあります。

武者隠しの間

大広間の美しい房のついたふすまの後方には、武者隠しの間という武装した数人の護衛が待機するための場所が隠されています。緊急時に将軍が手を叩くと、護衛たちが侵入者に飛びかかる備えができていたのです。

黒書院

黒書院
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将軍が親藩大名や譜代大名と個人の会見をした場所です。徳川慶喜は大政奉還するか否かをこの部屋で話し合いました。ふすまの桜の花の絵から「桜の間」とも呼ばれています。

白書院

将軍の休養のために設けられた部屋です。書院の障壁画は水墨画を主とした山水画で、平和な雰囲気が醸し出されています。その理由として、将軍は側室たちの前では政治的な権力を示す必要がなかったからであるとされています。

二条二の丸庭園

二条二の丸庭園

小堀遠州作庭の、豪壮な石組みを配した江戸時代の代表的庭園です。2つの書院が面しており、東側に建つ大広間と呼ばれる書院座敷から庭園を眺めた場合、そこには徳川将軍家の社会的権威を誇示するかのような力強い迫力ある石組を見ることができます。一方、北側に建つ黒書院から眺めると、そこには穏やかで風流を楽しむ意匠を見ることができます。

大広間では将軍の権威を誇示する必要があったのに対し、黒書院では親藩大名や譜代大名を威圧する必要はなかったから、このような作庭になったと伝えられています。書院造庭園では接客や対面の目的に応じてさまざまな意匠の庭園が生み出されましたが、二の丸庭園はまさにその代表的庭園と言えるでしょう。
庭園を拝見するときには、是非これらのことを思い出して庭園を散歩してみてください!

入城料金や開城時間について

入城料金:
一般600円
中学生、高校生350円
小学生200円

開城時間:
8:45AM~4:00PM

二条城の基本情報

TEL:
075-841-0096

住所:
〒604-8301
京都府京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町

アクセス:
・JR「京都」駅から市バス9,50,101系統「二条城前」下車、徒歩1分
・JR「京都」駅から地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅から地下鉄東西線に乗り換え「二条城前」駅下車徒歩3分
・阪急「烏丸」駅から市バス12,101系統「二条城前」下車、徒歩1分

ホームページ:
http://www2.city.kyoto.lg.jp/

京都が誇る世界遺産の二条城を観光しよう!

いかがでしたでしょうか?
部屋1つ1つに政治的な意味を有する二条城、まさに徳川幕府の歴史を象徴するお城といっても過言ではないと思います。入城の際には、是非今まで触れてきたような徳川の政治的配慮、歴史的背景を気にして観光してみてくださいね!

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