京都で必ず食べたい!絶品八ツ橋があるおすすめの人気のお店4選!

京都には和菓子をはじめ様々なお菓子がありますが、京都観光の土産として菓子を購入する人のほぼ半数が八つ橋を買うという統計調査もあるほど、京都の代表的なお土産として知られている八つ橋。今回は八つ橋の歴史や代表的なお店をご紹介します。

八つ橋とは

八つ橋とは
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江戸時代中期、京都聖護院の「黒谷さん(金戒光明寺)」参道の茶店にて菓子が供されたのが始まりとされています。八つ橋(八橋)の名の由来は今もって定かではないですが、琴における箏曲の祖「八橋検校(やつはしけんぎょう)」を偲び、箏の形を模した形にしたことに由来するとする説が有力です。

八つ橋は当初は堅焼きの甘い肉桂風味の焼き上げた固い煎餅を指していましたが、今では生の生地を蒸した軟らかくモチモチ(QQ)食感の生八つ橋のほうが有名になり、八つ橋というと生八つ橋を指すことが多くなりました。現在、八つ橋は京都の菓子メーカ各社から販売されています。そこで、それぞれの特徴をあげていきたいと思います。

1. おたべ(美十)

1. おたべ(美十)
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現在私たちが生八つ橋として認識している三角の生地の中に餡が入っているお菓子の始まりは、このおたべ(美十)が製造したのが1966年の始まりと言われています。このエポックメイキングとも言える商品で京都のお土産の歴史は変わりました。

可愛らしい舞子さんのキャラクターのおたべ。今では粒餡、抹茶わらびおたべ、チョコ餡おたべ、季節の限定商品など様々なものが発売されています。生八つ橋の他にも八つ橋の焼いた生地が入った八つ橋クランチやチョコがかかったチョコクランチなどもあり、軽い食感が好評です。

またおたべでは本社工場での工場見学や併設されている「おたべ手作り体験道場」での手作り体験も好評。米粉からつくった生地を蒸し、中に餡を入れ三角に仕上げていく過程はお子さんだけではなく大人も夢中になること請け合い。もちろん出来上がったおたべはお抹茶と一緒に食べることができます。要予約です!

→本格抹茶からスイーツまで!京都で抹茶を楽しむならおすすめな人気店10選!

■基本情報
名称:おたべ「株式会社美十(びじゅう)」
住所:京都府京都市南区西九条高畠町35-2
営業時間:9:00 ~ 18:00
アクセス①:近鉄京都線 十条駅より西へ徒歩約10分
アクセス②:京都市バス 市民防災センター前より西へ徒歩約5分
詳細:「おたべ」への地図・詳細情報

2. 聖護院八ッ橋総本店

2. 聖護院八ッ橋総本店
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八つ橋発祥の地、黒谷の参道にあるこちらの聖護院八ッ橋総本店は1689年創業、江戸時代の当時から琴の名手である八橋検校のお墓参りに来る方々に琴の形を模したお菓子を提供していたと言います。現在聖護院八つ橋本店では伝統的な堅焼きタイプのものから生八つ橋の聖、スティックタイプのカネールなど、いろいろな商品が揃っています。

また最近ではNIKINKIという新しい試みのアンテナショップも立ち上げ、従来の八つ橋に捕らわれない遊び心満載の可愛らしい生八つ橋の提案も大変話題になりました。

■基本情報
名称:聖護院八ッ橋総本店
住所:京都府京都市左京区聖護院山王町6
営業時間:8:00~18:00
アクセス①:京阪神宮丸太町駅より徒歩7分
アクセス②:市バス熊野神社前すぐ
詳細:「聖護院八ッ橋総本店」への地図・詳細情報

3. 本家西尾八ッ橋

3. 本家西尾八ッ橋
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創業は1689年、こちらも黒谷の地にある八つ橋発祥と言えるお店。江戸時代、本家西尾八ッ橋の歴史は、聖護院の森の「八ッ橋屋梅林茶店」にさかのぼり、以来その地でお菓子を売り続けてきました。現在では他社と同じく生八つ橋の販売もしており、個別パックの八つ橋などは、バラ撒き系のお土産には最適。ミニサイズの手軽さや味の種類も他社の追随を許さない豊富さを誇っています。

従来の焼き上げ八つ橋の味も抹茶バナナ黒胡麻なども珍しい。本店の隣にある西尾八ッ橋の里(西尾八ッ橋別邸)ではお食事や甘味などを素晴らしお庭を眺めながら頂けることもあり観光客のかたに好評です。

■基本情報
名称:本家西尾八ッ橋 本店
住所:京都府京都市左京区聖護院西町7
営業時間:8:00~17:00
アクセス①:京阪神宮丸太町駅より徒歩7分
アクセス②:市バス熊野神社前すぐ
詳細:「本家西尾八ッ橋 本店」への地図・詳細情報

4. 井筒八ッ橋本舗

4. 井筒八ッ橋本舗
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創業年1805年、井筒八ッ橋本舗は八橋検校の志をもとに江戸時代から堅焼き煎餅を焼き続けてきました。生八つ橋の種類は京都の北部にある美山のミルクをたっぷり使った美山ミルク味、バナナカカオ味など凝った商品も多く、可愛らしい舞子さんのキャラクター「夕子」ブランドと共にとても愛されています。

同店の寺町商店街にある京極一番街のカフェIZUTSU CAFEでは喫茶メニューのおまけについてくる八つ橋サービスが好評。施設内では京都で唯一、堅焼きの八つ橋を焼く体験をすることができ、人気になっています。要予約です。

→古都のおしゃれな空間を楽しむ。京都のカフェなら必ず行きたいおすすめ店10選!

■基本情報
名称:井筒八ッ橋本舗 京極一番街
住所:京都府京都市中京区寺町通四条上ル東大文字町310
営業時間:10:00~20:00
アクセス①:阪急電車 四条河原町駅より徒歩1分
アクセス②:市バス四条河原町下車すぐ
詳細:「井筒八ッ橋本舗 京極一番街」への地図・詳細情報

京都でおいしい八ツ橋を堪能しよう!

さて、これまで代表的な4つの八つ橋のお店をご紹介してきましたが、京都で現在八つ橋協同組合に加入している業者は15にものぼり、ご紹介できなかったお店も多数あります。各社いろんな味の八つ橋を販売しており、店頭では試食もよくされているので、興味を持った方は是非八つ橋を食べ比べしてお好みの八つ橋を見つけてくださいね。

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