歴史ある名所を散策しよう!京都の東山で人気のおすすめ観光コース10選!

清水寺に代表される東山の観光スポットは、どれも観光ガイドブックなどで広く知られたものばかり。テレビなどの撮影で使われることも多く、行ったことはなくとも見たことはあるという人も多いでしょう。けれども見たことがあると、実際に行ってみたことがあるでは、印象が違ってくること間違いなし。今回はそんな東山の定番観光スポットを10選紹介します。

1. 清水の舞台で有名な「清水寺」

1. 清水の舞台で有名な「清水寺」

釘を一切使わず建造された「清水の舞台」が有名な「清水寺」は、音羽山の中腹にある法相宗系の寺院で、ユネスコの世界遺産にも登録されている国の文化財です。高さ13メートルの「清水の舞台」から京都市内が一望できるほか、無病息災・不老長寿に効能があると言伝えられている「音羽の滝」などがあります。この「音羽の滝」より湧き出る水が「清めの水」として一般に普及したところから「清水寺」と呼ばれるようになりました。

拝観時間は朝の6:00から夕方の18:00くらいまでとなっています。季節によっては夜間の特別拝観が行われ、綺麗な夜景を拝むこともできますので、サイトなどで確認してから訪れてみてください。

■基本情報
スポット名:清水寺
住所:京都府京都市東山区清水1丁目
電話番号:075-551-1234
営業時間:6:00~(閉門時間は時期により異なる)
定休日:なし
アクセス:バス停清水道から徒歩11分

HP:http://www.kiyomizudera.or.jp/
地図:「清水寺」への地図

2. 祇園さんの愛称で親しまれる「八坂神社」

2. 祇園さんの愛称で親しまれる「八坂神社」

大阪の天神祭や、東京の神田祭と並ぶ日本三大祭りの「祇園祭」で有名な「八坂神社」は、全国2300の「八坂神社」の総本社です。かつては「祇園社」や「感神院」と呼ばれていましたが、明治維新の神仏分離で、地名にちなんだ「八坂神社」と改名しました。祇園を代表する神社のひとつで、正式名称とは別に「祇園さん」との愛称で親しまれています。

山鉾町とともに主催している祇園の夏の風物詩でもある「祇園祭」は、7月1日から一ヶ月に渡って行われる非常に長い祭りで、1100年余りの歴史があります。京都を訪れるのであれば、一度は見ておきたい祭りです。

■基本情報
スポット名:八坂神社
住所:京都府京都市東山区祇園町北側625
電話番号:075-561-6155
定休日:なし
入場料:無料
アクセス:京阪祇園四条駅より徒歩で約5分

HP:http://www.yasaka-jinja.or.jp/
地図:「八坂神社」への地図

3. 安産祈願の参道「産寧坂」「二寧坂」

3. 安産祈願の参道「産寧坂」「二寧坂」

清水寺への参拝道として作られた「産寧坂」「二寧坂」は、別名「三年坂」「二年坂」とも呼ばれています。「産寧坂」の名前の由来は、清水寺の子安塔ある安産祈願からで、「寧(やす)らかに産まれるように」という意味があると伝えられています。つづら折りの美しい坂道は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されるほど。清水寺と八坂神社を繋ぐように通っている参道なため、両者を訪れる多くの観光客相手の食事処や土産物屋が左右に軒を連ねています。

そのため、買い物スポットとしても人気の通りです。京都東山に来たなら、一度は訪れてほしいスポットです。

■基本情報
スポット名:産寧坂 二寧坂
住所:京都府京都市東山区清水2丁目

HP:http://www.gion.or.jp/
地図:「二寧坂」への地図

4. 桜の名所として知られる「円山公園」

4. 桜の名所として知られる「円山公園」

枝垂桜をはじめとする700本もの桜を有し、京都でも随一の桜のスポットとして有名な「円山公園」は、八坂神社の東に広がる回遊式日本庭園です。中でも特に有名なのが円山公園の中央にある「祇園の夜桜」と呼ばれる「祇園枝垂桜」です。正式名称を「一重白彼岸枝垂桜」というこの桜は、春になり満開の時を迎えるとライトアップされ、より美しい姿を人々の前に見せます。

敷地内には桜以外にも、料亭や音楽堂などがあり、景観を楽しみながら料理を味わったり、音楽に耳を傾けたりすることができます。京都の風情を味わってみてはいかがでしょうか?

▽【関連記事】

■基本情報
スポット名:円山公園
住所:京都府京都市東山区円山町

地図:「円山公園」への地図

5. 国宝「青不動」を有する「青蓮院」

5. 国宝「青不動」を有する「青蓮院」

高野山の赤不動や三井寺の黄不動と並んで、日本三大不動と呼ばれる平安仏画の青不動があるのが、知恩院の北にあり、四季折々の景観が美しいことでも知られる「青蓮院」です。正式名称を「青不動明王二童子像」とするこの「青不動」は、普段は非公開ですが、稀に公開されることがあり、その目で直に見ることができます。

青蓮院の起源は、日本の天台宗開祖である最澄が、比叡山に作った「青蓮坊」にあると伝えられています。皇室に縁が深く、江戸時代には仮御所として使用されました。そんな由緒正しいこの土地に、足を運んでみてはいかがでしょうか?

■基本情報
スポット名:青蓮院
住所:京都府京都市東山区粟田口三条坊町
電話番号:075-561-2345
営業時間:9:00~17:00
入場料:大人500円 / 中高生400円 / 小学生200円
アクセス:バス停神宮道から徒歩4分

HP:http://www.shorenin.com/
地図:「青蓮院」への地図

 
こちらも合わせてどうぞ:

→京都観光で必ず行きたい!人気のおすすめスポットランキングTOP10!

→京都で買い物するならここ!おすすめショッピングスポット12選!

6. 日本最大級の山門「三門」のある「知恩院」

6. 日本最大級の山門「三門」のある「知恩院」

日本最大級の山門にて入母屋造本瓦葺造りの「国宝 三門」が有名な「知恩院」は、青蓮院の南、丸山公園からは3キロメートルほど北に離れた場所にある浄土宗の総本山です。歩くとウグイスの鳴き声にも似た音が鳴ることで知られている「鴬張りの廊下」や、あまりにも上手に描かれたために絵から飛び出てしまった「抜け雀」などの文化財を見ることができます。

普通に参拝するだけなら拝観料はかかりませんが、友禅苑や方丈庭園といった庭園を拝観する際には、入場料が必要になります。せっかく京都東山に来たのなら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

■基本情報
スポット名:知恩院
住所:京都府京都市東山区林下町400
電話番号:075-531-2111
営業時間:9:00~16:30
アクセス:東山駅から徒歩7分

HP:http://www.chion-in.or.jp/
地図:「知恩院」への地図

7. 枯山水の庭も美しい「建仁寺」

7. 枯山水の庭も美しい「建仁寺」

俵屋宗達の風神雷神図屏風をはじめとする文化財で知られている「建仁寺」は、縁結びの神様で知られる安井金毘羅宮の西にある寺院です。迫力ある屏風絵巻である「風神雷神図屏風」は、桃山時代に創設された絵画の一派琳派の代表的作品です。現在、建仁寺にあるものは複製品になりますが、常時公開されており、いつでもその姿を拝むことができます。

他にも枯山水の名庭園、「大雄苑」や「潮音庭」など見どころ満載。祇園に寄った際には、是非とも足を運んでみたい寺院のひとつです。京都がほこる文化財をその目に焼き付けてくださいね!

■基本情報
スポット名:建仁寺
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町
電話番号:075-561-6363
入場料:高校生以上500円 / 中高生300円
アクセス:祇園四条駅から徒歩7分

HP:http://www.kenninji.jp/
地図:「建仁寺」への地図

8. ミシュラン・グリーンガイド三ツ星の「三十三間堂」

8. ミシュラン・グリーンガイド三ツ星の「三十三間堂」
photo by kuchifune   /   embedded from Instagram

世界的に有名な「ミシュラン・グリーンガイド」で三ツ星評価となった「三十三間堂」は、総檜造りの全長120メートルに渡るお堂です。「三十三間堂」の名前は、柱間の数が33本であることに由来しています。三十三間堂の内部に祀られているのは、3メートル余りの大きさの国宝で本尊でもある「千手観音坐像」と、階段状に10列に並んだ総計1001体もの「千体千手観音立像」です。

柱間の数が33本になっているのは、観音菩薩が衆生を救うために33の姿に変じたことからと伝えられています。世界に認められた観光スポットに訪れてみてください。

■基本情報
スポット名:三十三間堂(蓮華王院)
住所:京都市東山区三十三間堂廻り町657
電話番号:075-561-0467
入場料:高校生以上600円 / 中高生400円 / 小学生以下300円
アクセス:バス停博物館三十三間堂前から直ぐ

HP:http://sanjusangendo.jp/
地図:「三十三間堂(蓮華王院)」への地図

9. 幕末維新の歴史資料館「幕末維新ミュージアム霊山歴史館」

9. 幕末維新の歴史資料館「幕末維新ミュージアム霊山歴史館」
photo by maringo0512   /   embedded from Instagram

1970年に開館した「幕末維新ミュージアム霊山歴史館」は、幕末維新に縁ある品を約5000点収蔵している歴史資料館です。日本で唯一の幕末維新の専門博物館で、坂本龍馬をはじめとする幕末維新の志士を祀った京都霊山護国神社の近くにあります。5000点の収蔵品から選ばれた100点の展示物による展覧会や、3Dを使用した幕末維新の再現コーナーなどがあり、わかりやすく幕末維新の流れを振り返ることができます。

閉館時間は季節、大型連休などで変動するので、事前にサイトなどでチェックしてから訪れると、ゆっくり見学することができますよ。

■基本情報
スポット名:幕末維新ミュージアム霊山歴史館
住所:京都市東山区清閑寺霊山町1
電話番号:075-531-3773
定休日:不定休
入場料:大人700円 / 高校生400円 / 小中学生300円
アクセス:バス停清水道から徒歩約7分

HP:http://www.ryozen-museum.or.jp/
地図:「幕末維新ミュージアム霊山歴史館」への地図

10. 12000点を超える収蔵品「京都国立博物館」

10. 12000点を超える収蔵品「京都国立博物館」

1897年に開館した京都国立博物館は、平安時代から江戸時代にかけての109点の国宝や787点の重要文化財を含む12000点もの収蔵品を有する博物館です。敷地内にあるバロック様式を取り入れた赤レンガの建造物「旧帝国京都博物館本館」は、国の重要文化財に指定されています。2014年には常設展を行う「平成知新館」がオープン。全国の寺社仏閣などから寄せられた貴重な文化財の数々を見ることができます。

また、2017年の秋には開館120周年を記念した国宝特別展覧会が開催される予定となっていますので、記念として訪れてみてはいかがでしょうか。

▽【関連記事】

■基本情報
スポット名:京都国立博物館
住所:京都市東山区茶屋町527
電話番号:075-525-2473
営業時間(火~木・日):9:30~17:00
営業時間(金土):9:30~20:00
定休日:不定休(カレンダーに準ずる)
入場料:大人520円 / 大学生260円
アクセス:バス停博物館・三十三間堂前から徒歩直ぐ

HP:http://www.kyohaku.go.jp/jp/
地図:「京都国立博物館」への地図

東山の観光スポットを堪能しよう!

以上、今回は京都東山の絶対に行ってほしい観光スポットを10選紹介しました。東山は京都の中でも文化財が多くあり、歴史を感じることができるスポットが多くあります!今回紹介した観光スポットで気になった場所jはありましたか?京都にいらした際には、ぜひここ東山に訪れてみてはいかがでしょうか?あなたの好奇心を刺激するものを見つけてみてくださいね!

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
SeeingJapanの最新情報をお届けします





同じカテゴリの人気記事