秋の癒しの絶景が広がる!定番から穴場まで九州でおすすめの紅葉の名所10選!

日本の秋の美しさを実感できる紅葉。鮮やかに彩られた山々を望むことが出来ますよね。なぜ紅葉がこんなにも心を惹き付けるのでしょうか。九州にもそんな素敵な紅葉の名所がたくさんあります。今回は、いつ行っても何度見ても飽きない、九州の紅葉スポットランキング10選をご紹介します。心に残る素晴らしい景色は、きっと宝物になりますよ。

1. 福岡にある穴場紅葉スポット!「光明禅寺」

1. 福岡にある穴場紅葉スポット!「光明禅寺」

1273年に創建された臨済宗東福寺派のお寺で、京都・西芳寺にも負けない見事な苔に覆われた庭が有名です。太宰府天満宮や九州国立博物館のそばにありながら、県外の人には意外と知られていない福岡屈指の紅葉の名所です。

このお寺の魅力と言えば、やはり枯山水の庭。15個の石で光を表現した前庭の「仏光石庭」、白砂で海や水、49種の苔で陸・島を表している後庭「一滴海之庭」の2つの庭があります。特に「一滴海之庭」は紅葉の時期になると、苔と床もみじのコラボレーションが見事です。紅葉は例年11月中旬~下旬が見頃ですが、春のシャクナゲや夏の新緑も素敵ですよ!是非行ってみてください。

■基本情報
名称:光明禅寺
住所:福岡県太宰府市宰府2−16−1
電話番号:092−925−1880
アクセス:太宰府駅より徒歩約5分

地図:「光明禅寺」への地図

2. 大分県の紅葉スポット!美しい景観とともに「耶馬渓」

2. 大分県の紅葉スポット!美しい景観とともに「耶馬渓」

中津市内を流れる山国川の上・中流域にある渓谷で、エリアは本耶馬渓町・耶馬溪町・山国町の三つの町にまたがります。気を付けなければいけないのが本・裏・深・奥のそれぞれが付く耶馬渓が存在すること。

どれも景色は素晴らしく紅葉も楽しめるのですが、オススメは「深耶馬渓」。海望嶺・群猿山・鳶ノ巣山・夫婦岩・雄鹿長尾峰・仙人岩・嘯猿山・烏帽子岩の8つの奇岩を一目で望めることから「一目八景」を呼ばれる景勝地があります。

荒々しい岩肌の見える奇岩と渓谷に、赤や黄色の美しい紅葉が彩りを加えるのは例年11月初旬から。展望台も完備され、周囲には飲食店もあります。紅葉のピーク時には大変混雑しますが、その景色は見る価値が充分あります。

■基本情報
名称:耶馬渓
住所:大分県中津市耶馬渓町大字深耶馬
電話番号:0979−54−3111

HP:http://www.city-nakatsu.jp/
地図:「耶馬渓」への地図

3. 宮崎が誇る紅葉の名所。渓谷が織り成す絶景「五ヶ瀬渓谷」

3. 宮崎が誇る紅葉の名所。渓谷が織り成す絶景「五ヶ瀬渓谷」
photo by schaftz   /   embedded from Instagram

熊本県との県境と高千穂町に隣接する山間の小さな町・五ヶ瀬町。ここにある五ヶ瀬渓谷は、五ヶ瀬川の上流の宮崎県でも指折りの紅葉の名所。大昔に阿蘇の火山活動によって噴出した高熱の溶岩流が五ヶ瀬川まで流れ、その後急激に冷え帯状に固まってできた浸食谷。豊かな自然が残るこの渓谷では、例年10月下旬から11月上旬に紅葉が楽しめます。

周辺には落差60mほどの白滝があり、渓谷と紅葉と滝が織りなす見事な風景は必見です。毎年11月上旬には「白滝もみじ祭」が開催され、地元の特産品の販売や餅つき大会などが行われ県内外からの観光客で大変賑わいます。隣の高千穂町には有名な高千穂峡もあり、車で1時間ほどで行くことができますよ。異なる紅葉の景色を見比べてみるのもいいかもしれませんね。

■基本情報
名称:五ヶ瀬渓谷
住所:宮崎県西臼杵郡五ケ瀬町
電話番号:0982−82−1200

HP:https://gokase-kanko.jp/
地図:「五ヶ瀬渓谷」への地図

4. 九州の大自然を感じる。秋の紅葉は特におすすめ「十可苑」

4. 九州の大自然を感じる。秋の紅葉は特におすすめ「十可苑」
photo by pinus_falcon   /   embedded from Instagram

「九州の嵐山」とも言われる川上峡にある、日本情緒感じる庭園。約6万㎡の敷地を持ち、春のシャクナゲ・夏の新緑・秋の紅葉・冬の雪景色と、四季を通じて日本の美しさを実感できる場所です。しかし公開されるのは春と秋の年2回だけなので、行くことができればかなり貴重な体験になります。

園内には2ヶ所の滝や展望台・東屋などがあり、整備された散策路を歩きながら紅葉の木々を眺めることができます。坂や階段などもあるので、歩きやすい靴で出かけるほうがいいですね。園内には地元出身日本画家の記念美術館もあり、十可苑の入園料で一緒に見学できます。

紅葉の見ごろは11月中旬~12月上旬です。九州でも指折りの紅葉スポットへ、お出かけくださいね!

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■基本情報
名称:十可苑
住所:佐賀県佐賀市大和梅野244−11
電話番号:0952−62−0012
営業時間:9:30~17:00 ※シーズン中は無休
入園料:大人¥600(記念美術館と共通) ※中学生以下無料

HP:https://www.city.saga.lg.jp/
地図:「十可苑」への地図

5. 九州の紅葉といえばここ!最も有名なスポット「雲仙岳」

5. 九州の紅葉といえばここ!最も有名なスポット「雲仙岳」
photo by shibakaigon   /   embedded from Instagram

1934年に瀬戸内海・霧島と共に日本で最初の国立公園に指定された雲仙。春のミツバツツジ・ミヤマキリシマなどが有名で、九州で最も有名な紅葉の名所でもあります。仁田峠駐車場からも見事な紅葉を眺めることができますが、雲仙ロープウェイの終点・標高1333mの妙見岳までを運行する雲仙ロープウェイを利用すればさらに雄大な景色が楽しめます。

雲仙周辺には紅葉する植物が120種ほどあると言われ、ロープウェイからも標高が上がるにつれて色を変える紅葉の素晴らしい景色が楽しめます。山頂の展望所からは島原半島が一望でき、コミネカエデ・ドウダンツツジ・ウリカエデなど赤や黄色に彩られた紅葉を眼下に眺めることができます。また天気に恵まれれば、天草諸島や霧島の絶景も楽しめますよ!ぜひ一度足を運んでみては?

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■基本情報
名称:雲仙岳
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙

地図:「雲仙岳」への地図

 
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6. 九州の歴史感じる紅葉スポット!鮮やかな木々を「秋月城跡」

6. 九州の歴史感じる紅葉スポット!鮮やかな木々を「秋月城跡」

朝倉市の中心部から車で20分ほどの場所にある秋月は「筑前の小京都」とも呼ばれ、この地を治めていた歴代藩主の居城だった秋月城の城下町として栄えました。現在も昔ながらの街並みが残り、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。

秋月城は明治に入ると廃城になり、現在は敷地が中学校へと変わっています。県の有形文化財に指定されている黒門や長屋門、石垣・水堀などが残されています。特に黒門周辺には20本余りのモミジがあり、赤く色づいた紅葉と一緒に写真に収める絶好のフォトスポットになっています。

見ごろは11月下旬から12月上旬がピークで、毎年県内外から観光客が紅葉狩りを楽しみに訪れます。歴史感じるスポットで紅葉を楽しんでみては?

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■基本情報
名称:秋月城跡
住所:福岡県朝倉市秋月野鳥

地図:「秋月城跡」への地図

7. 自然が長い年月をかけて作り出した美しい景観を楽しむ「九酔渓」

7. 自然が長い年月をかけて作り出した美しい景観を楽しむ「九酔渓」
photo by pucca_poca   /   embedded from Instagram

約2kmにわたりダイナミックな断崖絶壁が見られる九酔渓は、別名「十三曲がり」とも呼ばれるヘアピンカーブが連続しています。玖珠川が長い年月をかけて作りだした美しい渓谷には、モミやケヤキ・イタヤカエデなどの原生林が広がり、夏の新緑・秋の紅葉の名所として有名。

渓谷を見下ろすように作られた峠の展望台からの眺めも素晴らしいのですが、近くにある「九重“夢”大吊橋」からの景色も絶景です。長さ390m・高さは173mもある歩行者専用の橋。かなりの高さですが、周囲の景色を見れば怖さも吹き飛ぶかも?また九酔渓温泉や筌の口温泉が近くにあるので、九州で温泉と一緒に紅葉も楽しむのもおすすめスポットですよ!

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■基本情報
名称:九酔渓
住所:大分県玖珠郡九重町大字田野
電話番号:0973−76−3150

HP:http://www.town.kokonoe.oita.jp/
地図:「九酔渓」への地図

8. その美しさはまさに絶景。秋の紅葉も必見!「高千穂峡」

8. その美しさはまさに絶景。秋の紅葉も必見!「高千穂峡」

大昔に阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が、五ヶ瀬川に沿って流れだし急激に冷やされたことでできた柱状節理の崖が約8kmにわたり続く峡谷。1934年には国の名勝・天然記念物にも指定され、宮崎県内でも代表的な景勝地です。

特に夏の新緑と秋の紅葉の時期は素晴らしく、貸しボートからは、川と滝・周囲の奇岩が作り出す絶景が目の前に広がります。一番の見どころとなるのが、日本の滝百選にも選ばれた「真名井の滝」。その水源と言われるのが「おのころ池」で、この辺りも素晴らしい紅葉を見ることができます。

見ごろは11月中旬から下旬にかけて。紅葉が始まる11月中旬から2月上旬にかけて、高千穂では夜神楽も行われます。絶景と併せて、伝統的な神事を見ることができるのは、九州でも高千穂ならではです。その美しさに心奪われてみませんか?

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■基本情報
名称:高千穂峡
住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
電話番号:0982−73−1213

HP:http://takachiho-kanko.info/
地図:「高千穂峡」への地図

9. 九州の秘境!鮮やかな紅葉を求めて「五家荘」

9. 九州の秘境!鮮やかな紅葉を求めて「五家荘」
photo by alo_nla   /   embedded from Instagram

標高1300~1700m級の山々に囲まれた久連子・椎原・仁田尾・葉木・樅木の5つの地域からなる五家荘。その山深い場所から秘境と言われ、平家の落人たちが流れ着いた場所とされています。

主な見どころは滝と吊り橋。落差70mもある「せんだん轟(とどろ)の滝」は滝つぼ近くまで行くことができ、その迫力に圧倒されそう。また山奥にありなかなか見ることができずに幻の滝とまで言われた「梅の木轟(とどろ)の滝」も、全長116mの「梅の木轟公園吊橋」ができたことで、滝はもちろん橋の上から見事な渓谷美も楽しむことができます。

紅葉は例年10月下旬~11月中旬で、見ごろの時期に合わせて紅葉祭も開催されます。九州で紅葉を楽しむなら外せないスポットですよ!

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■基本情報
名称:五家荘
住所:熊本県八代市泉町 五家荘一帯
電話番号:0965-67-2111

地図:「五家荘」への地図

10. 趣き感じるその佇まい。紅葉と共に歴史を感じる「霧島神宮」

10. 趣き感じるその佇まい。紅葉と共に歴史を感じる「霧島神宮」
photo by miyoshi10969   /   embedded from Instagram

創建は6世紀とも言われる歴史ある神社で、建国神話の主人公・ニニギノミコトをお祀りしています。樹齢800年とも言われる御神木の杉と鮮やかな朱色の社殿、辺り一帯を赤や黄色に彩る秋の紅葉が重なる風景は、ぜひ見ておくべきです。

特に御神木の杉には神様が宿っていて、幹の先に烏帽子をかぶった神官が見えると話題に。霧島神宮に行ったら、ぜひ探してみましょう。近年はパワースポットとしても人気で、霧島神宮や周辺に伝わる七不思議を巡る方も多くいます。

紅葉が楽しめるのは11月中旬から下旬ですが、春の桜や初夏のミヤマキリシマも見事です。一度は行ってみたい、九州の紅葉スポットです。

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■基本情報
名称:霧島神宮
住所:鹿児島県霧島市霧島田口2608−5
電話番号:0995−57−0001

HP:http://www.kirishimajingu.or.jp/
地図:「霧島神宮」への地図

九州で鮮やかに色づいた紅葉を見に行こう!

いかがでしたでしょうか?天候や気温などの自然条件に左右されることが大きいため、同じ場所でも前年と違う色づきになることもあります。だからこそ以前に行ったことがある場所でも、きっとまたその美しさに感動してしまうこと間違いなしでしょう。九州へ観光に行く際には、そんな色鮮やかな紅葉景色を堪能しに、ぜひとも足を運んでみてくださいね!

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